木構造とRC造,鉄骨造の違い(木構造講座①)

建物の構造体を形成する材料は様々だが,代表的なものは,木,コンクリート,鉄の3つであり、構造としては、木造、鉄骨造、RC造にわけられる。

木造は、長さ4m程度の木材どうしを噛み合わせて骨組みを作る。個々の部材は脆いが,接合部を有することで非常に粘り強い構造体となる。建物重量は軽い。構造体の剛性が低いので、ゆっくり揺れて、柔らかい構造となる。坪単価 約60万~。
鉄骨造は、H形やロ形の鋼材を組み合わせて骨組みを作る。接合部は溶接かボルト接合で、どちらも構造体としての一体性は高い。建物重量はやや軽い。構造体は剛性,靱性ともに高い為,やや揺れやすい。最近は,間仕切りの遮音性や,気密性等の性能が以前に比べだいぶ上がってきており,また、壁の移動が容易であり,将来の用途変更もRCに比べ融通が利くため鉄骨造が更なる注目を集めている。坪単価70万~。

RC造は、コンクリートの中に補強鉄筋を入れて骨組みを作る。鉄筋を組み立てた後に型枠を組み,その中に液体状のコンクリートを流し込んで固めることで骨組みが一体化する。重量は重い。構造体の剛性が高いので,揺れにくく硬い建物となる。坪単価80万~


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