建物に作用する荷重(木構造講座②)

建物に作用する荷重

建物には、人や家具などの重量だけでなく,雪 台風 地震などの荷重も作用する。構造設計とは,これらの荷重について条件を設定し,建物を構成する材料の特性をよく把握したうえで,要求される空間に適した架構形式を選択することである。建物に作用する荷重は,常に作用する建物自体の重量(固定荷重),移動する可能性のある人,家具などの積載荷重の他に,雪,風圧力,地震力,土圧,水圧などもある。これらは荷重の方向と作用時間により分類される。
荷重が作用する方向は,鉛直方向と(重力方向)と水平方向に大きく分けられる。
鉛直方向の荷重には,建物の自重,積載荷重,雪などがある。風圧力と地震力は,鉛直方向にも作用するが、建物への影響は水平力のほうが大きい為,構造設計上は主に水平力として扱う。

荷重が作用する時間
自重 積載荷重 土圧 水圧は常時作用する荷重といえる。雪 風圧 地震力は,稀にかかる荷重として短期荷重と呼び、それに応じて構造部材の許容値を決めている。


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