2020年 セーフティネット制度 東京打ち合わせ その他建物探訪

セーフティネット関連の業務の打ち合わせで東京に行っておりました。その間の旅程を楽しむために、車で移動。

①セーフティネット制度の打ち合わせ事項

・神戸市の 住宅確保要配慮者の 家賃上限は 62300円である。

・共同住宅を寄宿舎に変更する場合は、消防署へ話をしてください。

・シェアハウスにする場合一部屋

 大阪府は 7.5m2 東京都は 7m2 あればよい。(都心は緩和措置)

 神戸市は9m2以上必要

・工事の見積もり項目に対しての補助は、個別性があるため、逐次 図面と見積もりを照合しながら

 補助対象かどうかの精査を行うため、一概に でるでないということは言えない。
 
担当者一人では、確定できないため、打ち合わせ後 担当課で話し合いをして決めるそうです。これに関しては、当方の事務所もノウハウをためていきますので
こちらまでどしどしご相談ください。耐震の補助金とセーフティネットの補助金が両方利用できる状況も検討できます。

②見学内容

ラコリーナ(藤森照信 滋賀)→夏川記念館(安藤忠雄 滋賀)→多治見タイルミュージアム(藤森照信 愛知)→飛騨高山(街並みと吉島家)→→東京 打ち合わせ →ホテルオークラ(谷口吉生 東京)→ポーラ美術館(日建設計 箱根)→箱根プリンスホテル(村野藤吾 箱根)→熱海→神戸
外観です。
エントランスロビー内観

室内

ラコリーナは、外観が民家風ではありましたが、躯体は鉄骨で作られていました。内部も空調設備等を見せないような工夫が随所にみられ、できるだけ自然な内外装の設計を藤森さんはされていました。お金はかかったでしょうが、良い建築だと思います。
 夏川記念館は、高校の記念館で、現在はほとんど使われていないそうです。3階に、屋上庭園があり、それに面する会議室が開放的な良い空間となっています。階段もディテールにこだわり、地下階へ行くスロープ上部には、トップライトが存在していました。良い建築だと思います。外観

屋上階
多治見タイルミュージアムは、昭和の時代のタイルのほぼ8割がたをここで生産していた地域の博物館です。外観が変わっていますが、タイルの原料がよくとれた山のカタチをモチーフにして設計されているようでした。タイルの歴史がよくわかり面白い博物館となっています。高山の街並み


飛騨高山は、やはり林業が盛んだったらしく、大径の木をふんだんにつかった木造建築物が存在しています。吉島家で、梁間6.5間、日下部家で7.5間 とんでいました。豪商の家だったようなのですが、建築主は文化人だったようで、室内の設えも洗練されていました。和モダン。外観


エントランスサロン

 ホテルオークラは、谷口吉生の設計で最近できたものです。ロビーのサロンは、全建物の内観を踏襲したものですが、階段や、廊下等、谷口さんのディテールへのこだわりが徹底的にみられ、結構感動します。


ポーラ美術館は、日建設計の安田幸一さんの設計です。館に入るときに次へ行くという高揚感が感じられ、トップライトから優しい光さす空間を、エスカレーターで降り、受付まで向かいます。受付からか下の階まで、優しい光がさしこみ、空間がとても生き生きとして、いる自分自身が元気になれる空間です。何時間でもいたいと思う気にさせるとても良い建築です。また訪れたいと思います。
外観です。

 箱根プリンスホテルは、湖畔に、巨匠村野藤吾が設計した建物です。湖と建物が一体となって存在しています。外観と内観にも彼の個性がしっかりと残り、陰影のある建物となっています。凹凸の設計がとてもうまいため、独創的な形態を、味わいのある建物にまで仕立て上げれるのだと思いました。

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