耐震構造的に不具合のある事例 木造建築物

■耐震構造的に不具合のある事例

さて、構造的には良いものではない よくある 事例を記載します。

①エアコンの配管による筋交いの損傷

 

エアコンの配管による筋交いの欠損が存在しています。エアコンの配管工事時に 注意して施工するべきです。

②開口部による筋交いの損傷

 

 

壁に窓を新設したために、筋交いが切欠かれて意味のないものになってしまっています。

③タイルの損傷

 

 

台所、水廻り部分でタイルがわれているのがわかるかと思います。

④蟻による食害

 

タイルをはがして内部を調べると柱部分がほぼ蟻による 食害となっているのがわかります。

⑤人為的な基礎の破壊

白蟻駆除業者によって、白蟻駆除の際に 人通口をもうけてしまった例です。基礎を破壊することは よくありません。

⑥漏水による構造体の損傷

 

屋上部分が漏水して梁が腐ってしまった例です。食害の危険性も考えられます。

湿った水はけの悪い部分は常に食害の危険性があります。

浴室部分の漏水により土台が腐り、食害にあっている例です。

 

以上

 

耐震診断と補強の注意点を記載しました。

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