熊本地震による木造建築物の被害状況

■熊本地震による木造建築物の被害状況

最近の地震では熊本の地震が一番大きい地震であり、阪神大震災の鷹取波よりも大きい地震力によって、多くの建物が倒壊しました。1981年から2000年(平成12年)までにつくられた建築物は、200棟ほど倒壊しております。昭和56年以降の新耐震建築物も、地震により倒壊する可能性は十分にあります。

熊本地震の倒壊した家屋をあげます。

熊本地震で倒壊した家屋です。一階が二階の重みでつぶれて、倒壊します。

こちらは、もともと一階部分に壁が存在していた家屋でしたが、壁を取り払い、車庫として一階部分を使用していたところ、熊本地震により倒壊したとのことです。

以下は、適切に耐震改修工事をしていたため、ほとんど地震による被害がなかった住宅です。

屋根は瓦葺きの建築です。

 

スケルトンにし、適切に筋交いを入れています。

筋交い金物や柱脚に金物をいれ、既存基礎には アンカーで土台と基礎を緊結しています。

この柱の抱かせ方はM16のボルトで抱かせているという手法ですが、基本的にはこの場合、45×90の間柱をいれてN75@100で既存柱と間柱を緊結する手法になるかと思います。

耐震改修していたので倒れなかったと、新聞記事にもなったようです。

適切に補強すれば 熊本地震の地震力にも持つ建物になるということですので、適切に補強しましょう。

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