外壁の構成
外壁の断熱は、断熱材を入れる位置により充填断熱と外張り断熱があります。
外壁の厚み
外壁の厚さは、断熱材の位置と厚さ、仕上げ材と下地の組み方で決まります。
また、充填断熱か外張り断熱かにより壁厚は大きく異なってきます。サッシや枠廻りの納まりも断熱や気密の仕方により決定します。
断熱材の種類は、グラスウール セルロースファイバーなどの繊維系と発砲プラスチックなどのボード系に分かれます。
充填断熱の場合は、間柱や筋交い 配線の状況に追随しやすい繊維系の断熱材が使用されやすいです。外張り断熱の場合は、ボード系の断熱材が使用されるのが一般的です。
大壁 充填断熱の場合
通気層 暴風層(透湿防水シート) 断熱材 防湿層
という層をつくることで、室内からの水蒸気と室外からの水蒸気が壁の中に進入しない仕組みをつくります。
真壁+充填断熱
真壁の場合は、75mmの断熱材の厚みになります。
大壁+外断熱
通気層(18mm以上) 防風層 断熱材 (45mm)
真壁+外断熱60mm
外壁の環境性能の基本的な考え方
・室内側程湿気を通りにくくします。
防湿フィルム 構造用合板をはります。
・室外側は湿気が抜けやすくします。
通気層を設け、外部からの雨水の侵入を妨げ、室内からの湿気を放出する
・透湿抵抗比の小さい断熱材を使用する場合は、防湿層をセットで施工します。
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