長期優良住宅リフォーム 補助金最大250万円 インスペクション 西宮市

先日、当社WEBSITEより 問い合わせを受け、長期優良住宅リフォームを行いたいので、建物のインスペクションをしてほしいという依頼があり、インスペクション業務をおこなった。

建築士であっても 既存住宅現況調査技術者の資格を保持していないとこのインスペクション業務を行うことはできません。当方の事務所は 二人所有しております。

インスペクションを行う前に必要な資料は 建物の登記簿、建築計画概要書 検査済証 確認申請書類一式 固定資産評価証明書 となっております。

リフォーム工事をする内容を確認するために、見積書と図面の送付をお願いした。

見積書を確認すると 窓と屋根の断熱改修が主であった。役所の申請書類として、

200万円もしくは、250万円の補助金を 受け取るためには、 工省エネ改修等に要した費用  600万円ぐらいのものを

 補助対象工事として作成する必要性があり、その見積もりをまとめるようにお願いした。(撤去工事なども含みます)

 子育て、三世代同居改修をおこなうのであれば 50万円プラスとなる。

長期優良住宅の申請をして補助金をえるには、以下のようなスペックの建物になるように工事をすればよいことになります。

戸建住宅 ①構造躯体等の劣化対策 ②耐震性 ③省エネルギー対策
④維持管理・更新の容易性 が最低限もとめられる スペックとなります。

①劣化対策は、外壁の補修と屋上の防水工事をおこない、サッシ廻りの劣化したシーリングのやり替えをおこなうことで対処。

②耐震性
この依頼を受けた建物は、平成6年の建築の建物であるため、耐震性は満たしていると考えられた。

➂省エネ対策 窓を全てやりかえて ペアガラスのサッシは樹脂仕様にするということであった。
省エネは申請に 省エネの計算を行う必要性がある。

④維持管理・更新の容易性
問題は、給排水設備が 床下から屋外へ接続する部分で基礎下に配管されている部分を除き、原則とし
て、地中埋設された専用配管の上にコンクリートが打設されていないこと。
ただし、現状支障なく使用できている場合に限り、将来的に上記を満たすよう更
新することを維持保全計画に記載することも可

とあり、④の維持管理の更新の容易性の部分の確認が必要であった。

建物は、実際に給排水設備の上にコンクリートの床が存在していたため、これにあてはまらないが、将来的に更新できるように対応するということで役所に説明をおこなうこととした。
この場面が重要なポイントでした。

長期優良住宅で申請を行うには

申請に時間を必要とします。

①長期優良住宅の申請は 各自治体 この場合西宮市で行います。

申請前に、確認申請機関(ビューローベリタスなど)に打ち合わせを行い適合証明を出してもらいます。

その後、西宮市で設計の 認定を出してもらう必要性があります。

②西宮市で認定が取れれば

国の出先機関で

補助金の申請の 住宅の登録を行います。

そこで登録が完了したのちに 工事を開始できるものとなっています。

今回は、工事が 近いうちには始める必要性が存在するため、評価標準型の申請をおこなうこととした。(補助金最大150万円)

続く。

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