木造平屋 リノベーション 間取り大規模改修 プラン提案 神戸市垂水区
当社WEBSITE より依頼をうけ、診断とプラン提案を行った。(神戸市垂水区)
■既存の図面と調査
木造平屋住宅を改修したいとの依頼を受けて、プラン提案をおこなった。120m2ほどあり、既存住宅は広い。一人で住むため、コンパクトに暮らせるようにしたいとのことであった。
要望をまとめる。
■クライアントの要望事項
・広い家を 2DKぐらいのコンパクトな間取りにしたい。
・寒暖差の少ない家
・西側二階建と西側和室は解体予定。(既存図面の 矢印解体記載部分)
・玄関は、現在の玄関を使うか 西側二階建 和室を解体したところに設置するか検討中で、提案をしてください。
・玄関収納は、半間くらいの収納入れ(はんこ等)が必要
・トイレは和式→洋式に変更 風呂と洗面所 脱衣室を機能的に変更したい。
・書斎は、西側洋室を検討。
・東側和室と縁側は残したい。
・ウォークインクローゼットは現在の納戸ぐらいのサイズ
・キッチンと居間の関係性を再検討したい。キッチンも機能的なものにやり替え予定。
・寝室の位置も検討中である。
・扉は引き戸に変更予定。
・虫がよく出るため対策を考えたい。
■プラン提案
プラン提案を行った。
■既存の玄関をそのまま採用した案①
・キッチンとリビングをつなげ、リビングが南に面して、明るい部屋となる。浴室の位置は、変えずに、寝室を和室の北側に配置した。書斎は洋室部分に配置。西側に小さな勝手口玄関を設けた。
・和室と玄関の位置は変えていない。寝室奥には、クローゼットを配置。洋室は書斎にするとのことだった。これに関しては、少し大きいような気もしたが、かえると金額的にあがるので、現状のまま書斎とした。
キッチン部分のパースである。一人なのでI形で十分かと考えた。
キッチンから南側を見たパース。南側からの採光をしっかりとのぞむことができる。
西南からみたパース。
北東から見たパース。寝室の奥にクローゼット。
北西から見たパース。風呂の前の洗面台脱衣室も比較的面積をとっている。女性がお化粧直しをできるように比較的広い洗面台としている。
■提案プラン2
これは既存の玄関のままで、浴室の位置を、和室の北側に持っていき、以前の浴室の位置に寝室をもってきた。プラン1よりも、寝室が大きくなる。西側からの勝手口、廊下がなくなるため西側からのアクセスは難しい。トイレは寝室からもいけるようにしてある。
北西から見たパース。
南東から見たパース
北東から見たパース。個人的にはこの案が気に入っている。既存浴室から配管を引っ張らないといけないため、費用が多少かさむことが予想された。
■プラン提案3
東側に玄関を設けた案である。キッチンとリビングが南側に面し、とても広くなるが、中廊下が存在しなければならず、少し面積的にもったいない気がした。浴室が既存の位置のままである。
■プラン提案4
東側に玄関を設けて、浴室の位置を和室北側に持って行った案である。これも、少し中廊下がもったいないと考えられる。
■プラン提案5
東側に玄関をもうけて、既存の洋室をなくして、書斎を小さくした。また、キッチンリビングは、大断面集成材で、5400mmほど柱間をとばし、開放的な空間とする。北側洗面室も広い。この案も、問題なく押しの案である。トイレは玄関横と、洗面室のところに二つ設けた。玄関部分には、収納もしっかりと設けてある。
西南からみたパース
東南からみたパース
北東から見たパース。寝室からリビングダイニングと洗面室にすぐにいけるのがわかる。
これであれば、ハレとケといって、私的な空間である寝室や浴室と 公的な空間であるリビングダイニング玄関とが うまくゾーニングされており、プライベートスペースまでの仕切りがなされていることがわかるかと思います。
施主の要望の解決策としては
・広い家を 2DKぐらいのコンパクトな間取りにしたい。→コンパクトな間取りになっている。
・寒暖差の少ない家→屋根や床 壁に断熱材を設置し、建具はペアガラス化することで対応。
・玄関は、現在の玄関を使うか 西側二階建 和室を解体したところに設置するか検討中で、提案をしてください。
→玄関は西側から入室することになります。
・玄関収納は、半間くらいの収納入れ(はんこ等)が必要→1坪の大きさの玄関のため収納入れは問題なく設置可能
・トイレは和式→洋式に変更 風呂と洗面所 脱衣室を機能的に変更したい。
→風呂と脱衣室と洗面所が 寝室と一体となり機能的である。
・書斎は、西側洋室を検討。→書斎を洋室として設置。
・東側和室と縁側は残したい。→和室と縁側は残すプランとなっています。
・ウォークインクローゼットは現在の納戸ぐらいのサイズ→クローゼットも存在しています。
・キッチンと居間の関係性を再検討したい。キッチンも機能的なものにやり替え予定。→キッチンは機能的に存在しています。
・寝室の位置も検討中である。→プライベートゾーンとして、北側に設置しています。
・扉は引き戸に変更予定。→変更しています。
■まとめ
プランは5案提出した。
プラン1は、洋室である書斎が少し大きいのと、寝室とトイレが遠いというデメリットが存在した。
プラン2は既存の浴室から、改修後の浴室が遠いため 多少水回りの改修工事費用がかさむことがデメリットとなる。
プラン3,4は中廊下が存在して面積としてもったいない。
プラン5は 柱のスパンを飛ばすため、梁補強 もしくは集成材を使う必要性があるが、リビングの空間が広い。
採用は プラン5となった。
プランニング提案、致しますので、戸建てリノベーション ご関心のある方は、ご連絡ください。