地盤調査 スウェーデン式
■敷地地盤調査
地盤調査をおこない基礎の構造計画をする際の 重要な資料を集めることに関して記載します。
スウェーデン式の地盤調査です。
地盤調査の方法
①ロッドの先端にスクリューポイントをつけ、調査ポイントに 鉛直に設置します。
②ロッドに5KGの荷重をかけ、スクリューポイントが地盤に沈むかを確認します。沈まない場合は、徐々に荷重をふやします。
5→15→25→50→75kg
③100kgでも貫入しない場合は、荷重は100kgのまま ロッドを右回りに回転させて、25cm貫入させるのに要する半回転数を測定し記録します。
④測定中は、ロッドからの音や感触も記録。
⑤測定終了後、ロッドを引き抜き 付着している土の状態や異常の有無を調べます。
上記の条件を満たした場合は其の深度で試験を終了します。
現場で用いた ロッドと スクリューです。
ロッドを貫入させる機械1です。
ロッドを貫入させる機械2です。
実際に家屋の中でロッドを貫入させています。
調査ポイントとなる場所をマーキングした図です。建物の主屋に4か所、下屋部分に1か所となります。
ポイント1による調査
地盤面から25cmのところで自沈がみられますが、問題ない範囲とします。深度3.7mのところでN値が20でています。
だいたい、住宅レベルの荷重においては、地中で2~4mあたりで、N値が20でていれば問題なしと考えてよい かと思います。
地層は 砂と礫です。地下水はないようです。
ポイント2による調査
深度2.96mにおいて、N値が20でています。
ポイント3による調査
深度3.74mのところでN値が20でています。
ポイント4による調査
深度3.72mにおいて N値が20でています。
ポイント5による調査
深度3.59mの所でN値が20でています。
地盤調査まとめ
層は 礫、砂 であり、深度3~4m付近で N値が20でているため、問題ないと判断した。べた基礎の施工をおこないます。