耐震診断と構造補強 食堂と居間の壁補強 シュミレーション解析 神戸市西区

神戸市にて、木造住宅の耐震診断と構造補強計画をおこなった。
昭和52年に建築した建物であるため、築42年ほどの建物である。建設当初の申請図面は存在していないため、図面の実測を行う。
北側から見た外観


図面。木造二階建 延床100m2ほどの立派な木造住宅である。

浴室の床タイルが割れて、水が床下に漏れる現象がおきていた。劣化対策として至急補修すべき事項である。


小屋組みは、通常の和小屋であるが、羽子板ボルトがだいぶさびていて効きにくくなっていること、小屋裏通気口がないこと、小屋裏に断熱材がないことが気になった。おそらく夏は二階が相当暑いだろうと思われる。

基礎部分にクラックがいくつか存在しており、至急補修すること


床下は通気状態が良く問題ないが、断熱材がないので冬寒いことが予想される。

耐震診断をおこなった。

今回耐震診断を行った結果 倒壊する可能性が高いと判断されました。
1階東西方向 0.31 南北方向 0.22
2階東西方向 0.49 南北方向 0.40
東側から見た倒壊する様子

西側からみた倒壊する様子

北側から見た倒壊する様子

・上部構造(建物)の総合評点としては「倒壊する可能性が高い」との結果になっており、1階の東西南北方向、2階東西南北方向で評点が非常に低いことが挙げられます。

・地盤・地形:敷地の周辺状況で特に問題点が無いため「普通地盤」と判断しました。
・基礎:現地調査により基礎は「無筋コンクリート造」と判断しました。
・軸組:筋違は確認できないため、無しと判断しました。
・壁の配置・耐力:配置に関しては、1階東西南北方向に耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げ、2階東西南北方向も耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げています。
・劣化度:築後42年になり下記の点を考慮し劣化による低減をしています。・基礎部分に部分に0.3mm以上の亀裂が複数カ所存在しています。
・小屋裏は天井点検口から状況を確認しました。特に目立った損傷部分はありませんが、金物に錆が見られました。

地震に耐える壁の耐力が不足しています、又、壁の配置バランスも悪いです。

地震に強い建物にするための補強方法としては、現在ある壁を中心にバランス良く壁の耐力を高め、特にバランスの悪い部分については開口部や押入の一部に耐力壁を追加する事が重要です。

補強計画としては、一階台所食堂居間の壁を全体的にやり替え、浴室も壁をやりかえることで、評点1.0以上となる。二階は、バランスよく四隅の壁を補強します。

東側から見た補強の様子

西側からみた補強の様子

北側から見た補強の様子

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