木造住宅耐震 工事監理計画書( 神戸市 高橋建築事務所)
工事に関しては以下のことを念頭に 現場にて監理を行っている。
①提出書類について
工程表
プレカット図
確認事項
・伏図 軸組み図との部材構成の確認
・使用部材の寸法確認
・階段廻りなど吹き抜け空間の納まり確認
・和室廻りの新壁と大壁の取り合い確認
・造作材と構造材の納まり確認
施工図
確認事項
・使用部材の寸法確認
・筋交いの位置と方向確認
・火打ち梁の位置の確認
・補強部材の寸法の確認
・補強金物の使用 使用箇所の確認
・造作材と構造材の納まり確認(仕口、継ぎ手)
・手摺下地などの特殊な部材構成の確認
・通し柱の位置と使用材料の確認
②工事
敷地調査
・敷地の高低差確認
・敷地が道路より低いと雨水が道路から敷地内に浸入する。排水対策。
・解体工事等 産業廃棄物 処分先等の確認
・仮設工事 搬入経路
・資材置場
・足場計画
・駐車場
・近隣関係
基礎工事
・アンカーボルト ホールダウン金物の確認
・束石の確認 床下換気口 床下清掃の確認
木工事
・筋交い位置
・補強金物使用状況 位置 サイズ 取り付け方法
・防腐 防蟻処理の確認 使用材料 箇所
・防腐 防蟻処理の使用材料と塗布箇所の確認
・建具廻りの取り合い確認
・階段の各寸法(蹴上げ、踏み面、幅員)の確認
・手摺取り付け高さや補強材位置 補強方法の確認
材料
・構造軸組み材 造作材の確認
使用樹種 等級 使用箇所 形状 寸法 含水率15%以下
死に節 割れの確認 造作材の確認 色合い 寸法 形状 取り合い
屋根工事
・下地と外壁の取り合い確認
・ルーフィングの重ねしろや増貼りの確認(横100 縦 200)
・完了時における養生方法の確認
・瓦桟と垂木の間隔の確認
・補強金物の仕様、使用箇所の確認
・使用材料の種類 厚み サイズなどの確認
建具工事
・特殊部材の納期と承認図の確認
・各種寸法、カラーの確認
・外付け 半外付け 内付けの区別の確認
・出隅 入隅での納まり確認
・ガラスの使用材料の種類 厚み サイズ等の確認
木製建具
・取り付けについて下地の確認
・ムク材 つき板使用材の色合いや板目の確認
・段差解消による建具足下のエァータイト機能の確認
防水工事
・動きの大きな入隅は特に注意 工事終了時点で水張り検査を行い漏水のないことの確認
・入隅部には、防水層の破壊防止用のキャントスリップの確認
・紫外線による劣化防止用の塗装材の確認
・出隅 入隅での納まり確認
シーリング工事
・使用材料の確認
・下地清掃 ボンドブレーカーの使用
左官工事
・下地処理を十分に行い、伸縮目地やひび割れ誘発目地を入れておく
・玄関土間での水勾配の確認
・和室廻りでは下地処理を念入りに行うように指導
・ボードジョイント部の寒冷紗の確認
・下塗り 中塗りでの乾燥期間
タイル工事
・割り付け図の提出 設備機器での目地の位置や半端なタイルが多くならないように確認
・使用材料の納期 材質 寸法
・床工事における水勾配 浴室の出入り口における水はけ
・水廻り部分の設備機器との取り合い
・乾式 湿式工事での下地処理の確認
内装工事
・ジョイント部での不陸、間柱、胴縁の欠損がないように下地の段階でのチェック
・水廻りの床面での接着剤はエポキシ系接着剤の確認
・仕上げと下地の確認
・塗装工事との施工時期の確認
・下地の精度の確認
・使用材料 メーカー確認
塗装工事
・色見本の作成 色調の確認
・木部塗装の場合 含水率の高い材料を使用する場合は乾燥期間を十分にとる
・下地精度
・塗装の上塗り、下塗りの確認
断熱工事
・使用材料の確認
・防湿層の確認(防湿シートを断熱材内側へ)
・厚みの確認
・外部建具廻りの防湿テープ処理の確認
ユニットバス工事
・使用機種の性能 寸法 メーカーの確認
・ユニットバスの開口部の取り合いの寸法の確認を承認図にて早めに行う
・手摺位置などの寸法 下地補強の確認
・二階に設置する際、床面の補強梁材や補強方法の確認