リフォームってどんなもの?(リフォーム、リフォームの流れ、リフォームQ&A)

■リフォームってどんなもの?

家族構成の変化や住宅の老朽化により暮らしにくくなっていませんか?また、中古住宅を探していても思い通りの間取りに等に巡り合えないということが多いのではないでしょうか?

住まいにも不具合のある個所や古くなった箇所をきちんと手直しをしたり性能を高めることが重要です。例えば、中古住宅の購入時や、家族構成が変わるタイミングをきっかけに、自分の想いをかなえるリフォームをしてみては如何でしょうか?

①間取りの変更

・部屋数を減らしてゆったりと暮らせる間取りに。 家の中が片付くよう、収納の充実した間取りに。

・家族と会話できるオープンなキッチンに。

・庭にテラスを設け、リビングが庭と一体となった空間に

②壁や床等内装の模様替え

・内装の素材や色を変えて明るく 暖かみのある部屋に

・和室を洋室に、洋室を和室に

③キッチンのリフォーム

・料理が楽しく快適にできるように機能的に優れた配置に

・使いやすい収納スペースに

・油汚れも掃除しやすいキッチンに

・生ごみ処理機の設置等

なかなか落ちない汚れや不便な使い勝手を我慢していませんか?水廻りは、家族が毎日使うところです。綺麗で居心地の良い水廻りにリフォームすれば、一日の始まりを気持ちよく迎えられたり、リラックスできたり、家事が気持ちよくできるようになるなど、家族も喜ぶ住まいに変わります。スムーズに食事の準備や片付けができたり、すっきり収納できるキッチンに。快適性とお手入れの負担を同時に改善キッチンやお風呂、洗面台、トイレなどの水廻り設備は、従来製品に比べ、より快適につかえるものになっています。メーカーなどにより様々な製品がありますので、最寄りのショールームなどを利用して使いやすさやデザイン、掃除のしやすさなどを一つ一つ試して、普段使っている水廻りとの違いを確認することをお勧めします。

 

④お風呂のリフォーム

・リラックスできるお風呂に

・掃除のしやすい清潔なお風呂に

・冬でも暖かくヒートショックにならないお風呂廻りに

・お湯が冷めにくい浴槽に

・省エネ仕様の給湯機に

・水廻り周辺部は腐朽などに注意

丈夫な住まいにするためには、不具合の有無に関わらず定期点検をしてもったり、老朽化がすすまないように予防や早期修繕を普段からきちんとしておくことが大切です。浴室などの水廻り周辺部は湿気や水漏れを原因とした腐朽 劣化が進みやすい部位です。リフォームの際には防腐、防水、防湿対策を行うとともに、点検口を設けましょう。

⑤洗面室のリフォーム

・清潔で使いやすい洗面台に

・収納スペースを充実させてすっきりと片付いた洗面室に

・広い鏡でゆったりとした化粧スペースの確保

・小物が収納できてスッキリと使いやすい洗面台に

・水廻りはなるべくまとめてリフォームを

・水廻りのリフォームは、同時に行った方が効率的に工事ができ、費用面でもお得です。工事を分けるとトラブルが起きた時の責任範囲が不明確になる場合もありますので、注意が必要です。

⑥トイレのリフォーム

・節水型の便器に

・汚れにくく掃除のしやすい便器に

・快適で異例なトイレに

トイレの使用水量を意識したことはありますか?

一般家庭におけるトイレでの使用水量は生活水の約3割を占めており、最も使用量が多い場所になっています。洗浄水量が約13リットルの便器をまだ使用している家庭が最新の節水型(洗浄水量6l以下)にかえると、年間の光熱費が約12000円節約できます。あわせて便座も保温不要の瞬間式温水洗浄便座にすると、さらに光熱費用がお得になります。

最新のものは、節水型だけでなく掃除がしやすいものなどありますので、最寄りのショールームを利用して違いをみてみましょう。3.8lの節水型トイレも存在します。

⑦屋根外壁のリフォーム

・新築のような明るくきれいな外観に

・雨漏りを防ぎ長持ちする建物に

・屋根の交換に合わせて太陽光発電設備を設置して省エネに

新築時には綺麗だった屋根や外壁も、時間が経つにつれて劣化していきます。風雨を遮る屋根や外壁が劣化して雨漏りすると、屋根や外壁の補修だけではなく、内装の交換や場合によっては、雨漏りで傷んだ柱や梁などの構造部分の補修まで必要になり、費用もかさむこととなります。そうならないよう定期的な点検、早めの補修が大切です。 見た目の古くなった外観も塗り替えや張替えで新築のような外観にできます。

・太陽光発電設備の設置と屋根のリフォーム

太陽光発電設備は、一般家庭で、約3KWを積むことになります。金額にして、200万円弱程度ですが、生み出した電力を、電気事業者に売却するので、一般的には、12年程度で、資金が回収出来る仕組みとなっております。また、たいていの場合、設備機器は、壊れない為、お勧めです。(電気事業者により、売電価格が変動するため絶対とはいいきれませんが、お得です)メーカーは、パナソニック、シャープ、三菱等、それぞれに特徴があり、よく特徴を把握されて、見積もりをみて判断されるとよいかと思います。

・外壁のリフォーム

具体的には、外壁の目地やサッシ廻りのシーリングの打ち直し、塗り替え、張替えなどがあります。シーリングは外壁の継ぎ目などに充填して、雨水の侵入を防止するものですが、時間の経過とともに硬化、収縮し、ひび割れや破断に至ります。打ち替え等を行わなければ、雨漏り等の原因になります。

・屋根 樋のリフォーム

具体的には、塗り替えたり、割れや劣化部分の補修、屋根全面の葺き替え等があります。屋根材には、大きく、瓦系、スレート系、金属系と3つあります。特徴をよく確認して選択しましょう。重い屋根材から軽い屋根材に葺き替えると耐震上有利になります。

足場が必要な工事は、まとめて一緒に。

2m以上の高所作業を伴う工事では、足場が必要となります。屋根や外壁のリフォームや雨樋の修繕はまとめて一緒にすると足場設置が一度ですむので 効率的です。

⑧耐震リフォーム

・大地震でも倒壊しないように

・シロアリの被害の防止や劣化を早期に改善

こちらは、弊社は 専門ですので、以下に記載します。

空き家や住宅の構造補強(木造 鉄筋コンクリート造 鉄骨造 実例総括) | 高橋建築事務所 (report-takahashi.com)

⑨省エネリフォーム

・冬や夏でも快適な環境に

・結露防止に

⑩防犯リフォーム

防犯合わせガラスを用いたり、二重錠をかけて安心なすまいを。

空き巣狙いによる被害が年々深刻化しています。

一戸建て住宅では、1,2階とも窓からの侵入が多いようです。ガラス破りやピッキングに5分間以上かかると、空き巣の大半は侵入を諦めると言われています。そのため、リフォームで開口部を強化して、侵入を防ぎましょう。侵入防止にはガラスを防犯合わせガラスに交換します。これは、二枚の板ガラスの間に特殊な中間膜を挟みこんだ構造で、ガラスを割ることができても、中間膜が貫通を阻止。玄関ドア脇のFIX窓や欄間なども防犯合わせガラスに交換すると安心です。網入りガラスは火災時の延焼を防ぐ機能はありますが、防犯面の効果は期待できません。玄関、勝手口ドアは1ドア2ロックが基本。もし、玄関ドアや勝手口ドアの錠が一箇所なら補助錠を設置しましょう。また、古い錠は、どうしてもピッキングに弱い傾向にあります。錠を交換するときに目安になるのは「CP-Cマーク」です。これは、全国防犯協会連合会が耐ピッキング性能を審査して、クリアした製品に貼付されています。人に顔を見られたり、声をかけられたりすると、空き巣は犯行をあきらめることが多いとか。高い塀があるのなら、道路から視線が抜ける低いフェンスにするとよいでしょう。

補足追加事項

■①間取り変更 プランニングをする上での重要なポイント

 

A)プランづくりでは動線を配慮に

人が移動する軌跡を動線といいます。部屋の中をスムーズに移動するには、通路になるスペースが必要です。部屋が広くなっても、人の移動がしにくいようでは困ります。プランニングの際には、隣の部屋とのつながりも含め、動線をよく考えておくと失敗がありません。

B)どの場所から何がみえるかといった視線計画。

 

 

広く見せるには、視線がぬけるように、開口部や家具の配置を考えておく必要がある。生活感を抑えたインテリアにするには、煩雑になりがちな部分に直接目が届かないように工夫しましょう。オープン棚は、整理整頓が得意な人にはよいのですが、使い方によっては乱雑な印象も与える。目に付く場所には扉のある収納にしたほうがすっきりします。キッチンは丸見えにならないように、腰壁やカウンター収納を設けるべき。

 

C)間取り変更の際は、壁や柱の撤去の際は壁や柱の撤去は慎重に。

 

二部屋をつなげてワンルームにしたり、増築して部屋を広げたりする際は、通し柱などの主要な柱は撤去しないこと。どうしても取り除きたいなら、構造体のバランスが保てる位置に移動したり梁を補強したりします。この場合は構造計算が必要です。撤去しなくても既存の柱を部屋のアクセントにする、耐力壁を利用して収納をつくる方法もあります。 吹き抜けを設けるには構造的な検討が必要。

 

D)高齢者にとって、布団の上げ下ろしは負担になります。

和室に布団より洋室にしてベッドを置いたほうがよく、トイレや浴室をそばに設けるのが理想的。

 

E)天井板を撤去して開放的な空間に

新築住宅では、二階の小屋組みをあらわにした開放的なLDプランが人気です。一戸建てのリフォームでも二階の天井板を撤去して、天井を高くするケースが増えているようです。これまで天井の中に隠れていた梁などがでてくる為、かなりダイナミックなイメージになります。上部にロフトを設けるとプラスアルファの空間が生まれ、ハイサイドライトを設ければたっぷりの陽光が取り込める。古い家では、埃をかぶっている場合が多く、時には塗装の必要もある。屋根には断熱材をいれればよいでしょう。

F)二世帯住宅

同居型、完全分離型、一部共用型に分かれます。後者では、一階に老夫婦が住む間取りが一般的です。二階の生活音が伝わりにくくするため、LDやキッチンの下に寝室がくるプランは避け、二階には防音フローリングなどで遮音対策を施しましょう。

 

G)庭が生活空間になるデッキやテラス

 

 

デッキやテラスを作ると、眺めて楽しむだけの庭が生活スペースとして活用できます。デッキやテラスを室内の延長として使うには、リビングなどのはきだし窓の下枠とデッキなどの床の高さがなるべくそろうようにするとよいでしょう。デッキの材料は、直射日光が当たり、雨ざらしになるので、防腐塗装ずみの材料を使用するとよいでしょう。

■②壁や床等内装の模様替え

数えきれないほど種類があってセレクトに迷う内装材。何をポイントに選べばよいのか、どの部屋にどんなものがふさわしいのかなど、選びかたのポイントを記載しました。

H)まずは現状分析とリフォームの全体像を把握することから

内装材選びは後にまわされがちですが、自分たちがなぜリフォームしたいのか、どんな暮らしをしたいのかという全体像を把握し、そこから、個々の内装材や設備を選んだ方がベターです。素材のメリット、デメリット、コストの問題を把握しながら、全体のバランスを決めるという手順で進めるとよいでしょう。

I)自然素材か新建材か。今後のリフォーム計画と自分の性格を考慮。

内装材は自然素材か新建材に大きく分かれると考えてよいでしょう。メンテナンスが必要で傷ついて色あせたり、古びたりするけれど、そうした経年変化が味わいとなるものが、ムク材のフローリングなどの自然素材です。それに対し、手入れがあまりいらず、最初の美しさが比較的長く保たれるけれど、いったん傷つくと、価値がさがるのが、ビニールクロスなどの新建材です。将来の計画と照らし合わせて検討する必要があります。

J)コストの問題

コストアップの要因のひとつとして、クロス張りや塗装など工事が複数にわたることが上げられます。広い面で同じ素材を使うなどの工夫をすればコストダウンします。

高価だからとあきらめる前に、プロに相談してみるのも手です。その場合、内装のコストダウンのアイデアをだしながらも希望のイメージをかなえることができるプロに依頼することが重要です。設計料がかかりますが、トータルコストでみると満足のいく結果となるでしょう。

壁材について

J)壁紙(クロス貼)

壁紙は厚手のものなら下地の影響をうけにくい。国産の壁紙は、一般的に表と裏の2層構造になっている。既存の壁紙をはがすと、下地の合板や石膏ボードに薄い裏紙だけが残ります。どうしても凹凸がでるため、パテなどで下地を調整する必要があります。けれども完全に平滑にはできないので、リフォーム用などの厚手の壁紙を選ぶとよいでしょう。化粧合板やジュラク壁に壁紙を張るには下地材をはってから施工します。

人気の珪藻土は既存壁紙の上に塗れるものも存在します。

通常はPBを下地に左官仕上げを行います。リフォーム用として、既存の壁紙やジュラク壁などの上に塗れるものもあります。

壁は室内で一番大きな面積を占める場所ですから、古びた壁紙を新しくするだけでもリフォーム効果は抜群。壁紙の中で最も身近なものはビニールクロスとよばれる塩化ビニール素材の壁紙です。安価な普及品なら施工費こみで1000円/m2前後でさまざまな柄が選べます。

おしゃれな色や柄が豊富な輸入壁紙は紙壁紙が多く、また、伝統の和紙の風あいを生かした壁紙は本物ならではの赴きがあります。このようにビニールクロスにはない味わいを持つものが多い紙壁紙ですが、水を含むと伸びる為施工しにくい面があり、ビニールクロスより薄いので、下地を念入りに平らにする処理も必要です。施工費はビニールクロスの2~3倍はかかります。

ビニールクロスの耐用年数は10年程度。ビニールクロスは水ふきすることができるので、キッチンの壁など汚れが激しい場所は、薄めた中性洗剤で汚れを洗いおとしましょう。厚みのあるビニールクロスは自分で張り替えることも可能です。

K)漆喰

昔の漆喰といえば、伝統的な土壁をつくって乾かし、その上に塗布してという非常に手間のかかるものでした。しかし、今は壁紙の下地にする石膏ボードのかわりに、左官用の石膏ラスボードを使って、その上に直接塗る簡便な方法が一般的。ただ、壁を漆喰にしたいのであれば費用は嵩むと考えるべきでしょう。最低8000円/m2

L)珪藻土

漆喰と同様、コテで塗る塗り壁材です。太古の海や湖にいた植物性プランクトンが化石化してできた土。湿気を調節し、耐火性がある。その際は成分データの調査も。

厚みは3mm必要。5000~7000円m2

M)ペイント

ペイント仕上げを成功させる秘訣は、下準備の丁寧さにあります。下地が金属か、木か、耐水用、耐火用など下地と塗る場所によって専用の塗料を選びましょう。ビニールクロスの上から直接塗れる塗料も一般的です。

N)木質系壁材

木材には合板と無垢の板材があり、合板は複数の薄い板を接着して作られたもので、無垢の板は自然の木を一枚の板にしたものです。合板で壁面を仕上げるものとして一般的なものはシナ合板で全体を張る方法。ナチュラルだけれどシンプルな印象に。同じ合板でも、チークやカリンなどの高級な化粧板を表面に薄く張った、つき板合板というものを使うとクォリティの高い印象に。合板ではなくムクの板で壁を張る方法も。節目が多い板で無塗装にするとログハウスのようにナチュラル感が強調されます。それに対して、節目や木地がでないようにペンキで塗りつぶして仕上げると、洗練されたクラッシック風のインテリアに仕上がります。

コストダウンの方法としては、床と同じ材料にして広い面積で使えばm2単価は割安になります。壁全体にシナ合板をはる仕上げ方法はその代表的なものです。

無垢の壁材にするときの注意点は、湿度変化にともなって伸縮するという、内装材としてはデメリットも併せ持っています。

床材について

O)フローリング

一般的には、複合フローリングのことをいい、合板の上に化粧用の薄い天然木(つき板)を張っています。それに対して、単層フローリングという一枚の無垢の板材でできているものがあります。

複合フローリングの長所はムクのフローリングに比べ、湿度変化によるそりやゆがみがほとんどない為、日本の気候の下では扱いやすい内装材です。複合フローリングの下部は合板ですが、表面の化粧板次第で豪華にみえ、表面と同じ無垢材を使うことを思えば圧倒的に割安。床暖房や防音対策を施したフローリングも普及しています。デメリットは傷が目立つこと。ウレタン樹脂などでしっかりとコーティングすれば、傷つきにくくなりますが、樹脂の膜が厚くなると、表面が冷たくなり、調湿機能は損なわれます。

樹種によって差はありますが、無垢のフローリングは断熱性や、保温性、弾力性、などがあります。そのため、見た目にぬくもりがあるだけでなく、実際に肌ざわりが暖かく、素足であるくと心地よいものです。デメリットは湿度変化によって収縮し、そりや隙間ができやすいこと

P)CFシート

ビニール製の床シートで、水廻りに多用されます。水がしみこみにくく、価格が2500円/m2程度とリーゾナブルで色柄も豊富です。床暖房には不向きです。

Q)石材

大理石、御影石、ライムストーン、サンドストーンなどがあります。天然の石は思ったよりも汚れがしみこみます。特に大理石は水分や汚れを吸い込みやすい為、汚れやすい場所ではNG。キッチンの天板にも使われる御影石は汚れがしみこみにくい。たわまない下地が必要。石の床は床暖房に向いています。玄関には、タイルや石材を使う場合が多い。

R)テラコッタ

テラコッタタイルとは土のみで焼かれた素焼きのタイルのこと。自然の土の色がぬくもりを感じさせてくれる。もろく水分によってわれが生じ安いという難点も存在。テラコッタ調のタイルならば、床暖房に使用してもかまわない。


S)畳

江戸間、京間のサイズがあるが、スペースにあわせてつくるオーダーメイドが基本。

様々な色合い、模様の畳が存在する。床暖房用の畳も存在。

T)コルク、リノリウム

コルクは弾力性、断熱性があり、フローリングなどより暖かく、防音性もあります。木に比べて水分がしみ込みにくく、酸やアルカリ、アルコールなどに対して耐性があり、洗剤を使う水廻りにも適する。火災のときは、炭化した細胞が膨張して空気を遮断、延焼を防ぎます。難点は手間や製造にコストがかかること。UV塗装のコルクタイルは6000円/m2から、コルクフローリングは11000円/m2から。30年近い耐久性がある。

リノリウムは亜麻という植物の種からとる成分と松脂を主成分とした天然の素材です。抗菌作用から病院などの公共施設や水廻りなどに多く使われる。メリットは弾力性、防音性、耐久性に優れ、家具やキャスターなどのへこみが付きにくい。デメリットはアルカリに弱いので注意が必要。6000円/m2から。

 

■その他リフォームの流れ

リフォームの流れをまとめました。
リフォームの流れ 順序
プランニングから完成まで リフォーム内容の検討から工事完了まで、ポイントを把握して、やってよかったと実感できる納得のリフォームを実現させてください。
リフォーム内容の検討、情報収集→資金計画→依頼先選び→プラン内容の検討→見積書→契約→工事→竣工

①フォーム内容の検討、情報収集

リフォームをスタートさせるにあたり1冊のノートを用意。家族会議や、施工会社 との打ち合わせ内容などを記入してください。アイデアや口コミ情報もメモしてお きましょう。現在の住まいで不都合なところ、使い勝手の悪い所を具体的に書き出 してみます。一人一人が意見を出し合い、リフォームプランをたてましょう。 成功の秘訣は情報収集にあり!

プランづくりや仕上がりイメージを掴む為の情報 ・住宅建材や設備機器の情報 ・依頼先選びの情報 ・費用の目安の情報 ・法律や管理規約の情報  (建蔽率や容積率、外壁や窓などに防火性能などの法律の調査) ・建物の構造の情報

②資金計画

大規模増改築では融資制度や補助金制度の活用も検討するとよいでしょう。工事には追加が発生することがあるため、余裕のある資金計画をたてましょう。 まず、20歳以上の個人が、親や祖父母から住宅取得、改築等資金を贈与により受けた場合、贈与税が2500万円まで非課税となります。 公的ローンと民間ローンが存在。公的ローンには住宅金融公庫融資、財形融資があり、民間ローンには、銀行ローン、ノンバンクローンなどがあります。公庫融資は金利変動のない低利で、比較的長期に借りられ、バリアフリーや耐震工事になどに優遇されます。
一方、職場に財形貯蓄制度のある勤労者が利用できるのが財形住宅融資です。財形貯蓄を一年以上続けていて、残高が50万円以上ある人が融資を受けられ、リフォーム資金としても利用できます。融資限度額は残高の10倍以内で、4000万円が上限で工事費の80パーセントまでが限度となっています。これには様々な条件があります。耐震性を高める目的のリフォームには特別の融資制度があります。住宅ローン減税制度があり、年末ローン残高の1%が所得税より10年間控除されます。    リフォーム工事は、たとえ小規模でも職種は新築と同じです。仕事のボリュームは少ないのに、職人は同じだけいるわけで、それだけ割高になります。また、解体すると予想以上に傷んでおり、予算オーバーとなる場合もあります。予算には余裕を持ってください。

③依頼先選び

耐震工事等を行える工務店は、特殊となりますので、行えるかどうか 確認する必要性があると思われます。また、補助金を使用するには、兵庫県などの公的機関の承認のある工務店に依頼する必要性があります。

④見積書

プラン内容の検討 見積書を受け取ったら、内容が提示した条件や希望に沿ったものかをチェック。総額だけをみるのではなく、工事内容や使用する材料をよく調べてください。単価がだせるものが、「○○工事一式」などと記入されているものは要注意。特に最終見積書は、使用する建材や機器の品番が間違っていないか、不明瞭な項目はないかをしっかりチェック。

⑤契約

小さな工事でも、口約束で工事を進めてしまわずに、必ず契約書を取り交わすことが肝心です。契約書には金額の他、工期や引渡しの期日、支払い方法などが明記されます。契約時には、契約書以外に契約約款、設計図面、仕様書、見積書などが添付されます。しかしながら、工事が遅れたときや第三者へ損害を及ぼした時の取り決め、瑕疵がある場合の責任など契約書には記載されていない重要事項が書かれています。

⑥工事中

工事前には必ず近隣の方々へ挨拶しましょう。設計事務所が、工程表どおり工事がすすんでいるか、工事の手順や使われている材料などを監理します。プラン変更や追加をするならば必ず見積書をつくってもらい、工事の内容を書面や図面で明確にすること。 工事中は、状況を確認し、図面通り工務店が施工を行っているか確認します。また、解体してみて、初めて、浴室水廻り関係の木材が、浴室からの結露や、外部からの雨水侵入により、木材が腐朽していたり、木材に蟻による食害が存在することもあります。構造躯体に関わる金物等 きちんとした施工をしているのかの確認も必要です。

⑦工事完了後

プランどおりに工事ができているか、壁紙はきれいに張られているか、浴室などの排水はスムーズかなどを業者と一緒に調べます。不都合があれば手直しを行う。設備機器は保証書などの確認を。リフォームにかかわる書類や図面などはファイルにまとめて保管。リフォームして生まれ変わった住まいを長く快適な状態に保てるように定期点検とメンテナンスを行う。

■リフォームQ&A

Q1 リフォームにはどんな種類があるの?

増築、改装、改築、修理、修繕など今の住まいに手を加えること全般を呼ぶ。
a 増築 既存の部屋を外に少し広げたり、建物につなげて新たに作ったりすること
b 改装 壁紙や床材のはりかえ、収納家具の設置など、建物の構造体をいじらずに内装工事だけ行うこと
c 改築 床面積を広げずに2部屋の間仕切り壁を撤去してワンルームにしたり、壁を新設したりするなど間取りの変更をともなうこと
d 修繕 老朽化したキッチンなどを新しいものに入れ替える設備機器の交換、雨漏りの修理や外壁の塗り替えをすること
今現在お住まいの住宅をどうすべきなのか、どうしたいのかを今一度考えられる参考にしてください。

Q2 リフォームに最適な季節はありますか?

短い工期ですむならあまりこだわらなくてよいでしょう。ただ、浴室のリフォームは、入浴できない期間があるため、汗をかく夏場等は避けた方が無難。外壁の張替えや屋根の一部を取り壊す工事を伴う場合は、梅雨時や台風シーズンは避け、気候が安定した日程を選ぶようにします。

Q3 キッチンや浴室が使えない時期はどうすればよい?

キッチンセットの入れ替えだけなら、約2,3日で完了します。しかし、内装に大幅に手を入れたり、間取りを変えたりする時が問題。少なくとも数週間にわたる工事では、とりはずした古いキッチンを、廊下や隣室に移して仮設キッチンをつくるのも一つです。浴室バスは、ユニットバスをいれかえるだけの工事なら、3-8日で可能です。

Q4 工事中の荷物の置き場はどうすればよい?

工事する部屋の荷物は、工事が始まる前に、施主側が他の部屋に移動するのが基本。
そのため、1室が物置状態になるのは勿論、時にはどの部屋も足の踏み場がなくなることを覚悟しておきましょう。大規模リフォームで、移動するものが膨大になるときは、トランクルームの利用を検討しても。人手がいなくて、大きな家具が移動できないときには、打ち合わせの際、我々に相談ください。ピアノの移動、保管は、専門業者に依頼しましょう。壁紙の張替えなどでは、大きな家具などは、壁から少しずらすだけで、その部屋においたまま工事をすることがあります。壁紙をはがすだけでも目に見えないほこりが発生します。そのため、家具にシートを被せたり、隣室への出入り口をシートで目貼したりして、ほこりの付着や侵入を防ぎます。壊れやすい置物や絵画は、他の部屋に移動してください。

Q5 リフォーム工事中隣近所への配慮はどうしたらよいですか?

リフォーム工事につきものなのが、ホコリ、騒音、振動等の発生。これらは、隣近所の人にとり、迷惑になります。まず、工事の前に、リフォーム業者の担当者と一緒に近隣に挨拶をします。その際は、工事の内容を具体的に説明し、工期や工事をする時間帯を伝えると、相手も心の準備ができるはず。工期が延びる場合もすみやかに伝え、完成したら、報告がてら挨拶に伺いましょう。

Q6 工事中に変更したい箇所が出てきたら誰に伝えればよい?

ここに棚を設けたいなど、工事途中で変更、追加をしたい場合は、必ず、設計事務所か工務店の現場担当者に伝えましょう。職人さんは、担当の指示で工事していますので、職人さんに伝えても困ります。あらかじめ、担当に連絡して、費用の確認をして、納得してから工事をしてもらいましょう。

Q7 DIYでは、どこまでリフォームできますか?

壁紙の張替えや塗装、収納家具やデッキをつくる程度のリフォームならDIYでも可能です。けれど、段取りの良さや技術が違うのはもちろん、使用する工具や材料なども、プロやアマでは全く違います。腕と体力によほど自信があるかたでないと、大変な作業となります。高価な専用工具を購入しても、その時だけしか使わないようであれば、無駄になります。DIYはつくりあげていく工程が楽しいものですし、住まいがより愛着のわくものになります。自分でしてはいけない部分が、設備関連のリフォーム。ガスや電気、水道などは必ず、専門の人にしてもらいましょう。建物の構造に関わる部分も必ず専門家にゆだねましょう。

Q8 住まいの点検個所とメンテナンスの時期を教えてください。

住まいの点検とメンテナンスの時期
私たちが定期的に健康診断を受けるように、住まいを維持管理する上で定期点検は重要です。損傷箇所も早めに対応すれば大事には至りません。リフォームしたら一安心と思わずに定期点検を心がけてください。

毎日無料相談実施しています!

弊社では住宅診断、耐震リフォーム、デザインリフォーム、新築注文住宅等、幅広くご相談に対応させていただいております。相談は一切無料です。また弊社では、個人のお客様だけでなく、リフォーム等される法人の工務店様へ構造的な側面からお力になれます。お気軽にお問い合わせ下さい。