無料耐震診断と 補強計画 木造 神戸市西区
昭和56年5月以前建築の 住宅の耐震診断は無料です。
神戸市西区にて耐震診断と補強計画をおこないました。
100m2ほどの よくある二階建て戸建て住宅です。昭和50年ごろの建築です。
外壁面にクラックが存在しています。
基礎にクラックが生じています。
こちらにもクラックが存在します。建物は、劣化しており、補修した方がよい状態となっています。
小屋裏の状態は問題なかったです。
耐震診断を行いました。
診断の評点は0.29であり、1階は南北、東西方向ともに弱いです。
南北方向東西方向ともに、二階の重みで建物が倒壊することが予想されます。
今回診断しました結果、「倒壊する可能性が高い」と判断されました。
・上部構造(建物)の総合評点としては「倒壊する可能性が高い」との結果になっており、建物全体1,2階の東西南北方向で評点が非常に低いことが挙げられます。
・地盤・地形:敷地の周辺状況で特に問題点が無いため「普通地盤」と判断しました。・基礎:図面、現地調査、ヒアリングでは確認できないため、基礎は「無筋コンクリート造」と判断 しました。基礎にはクラックが存在してます。軸組:小屋裏、床下からの調査では確認できない為、筋違「無し」として診断しました。・壁の配置・耐力:配置に関しては、1,2階東西南北方向が耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げています。劣化度:貴邸は築後40年になりますが、比較的よく維持管理されています。屋根は特に劣化現象は確認できない為、屋根の劣化低減は考慮しておりませんが1階台所、廊下に床の傾斜、きしみが存在しています。地震に耐える壁の耐力が不足しています、又、壁の配置バランスも悪いため、バランスを考慮の上、耐震補強をされる事をお勧めします。
補強計画を行いました。一階は建物の四隅を中心に壁の補強を行い、台所部分も補強を行っています。台所の床がふかふかしてとても弱い状態であるため、並行して床の補強も行います。
二階部分は四隅を部分的に補強するだけで評点が1.0以上となることが確認できました。
地震に強い建物にするための補強方法としては、現在ある壁を中心にバランス良く壁の耐力を高め、特にバランスの悪い部分については開口部の一部に耐力壁を追加する事をお勧めします。補強場所としては1階南北面壁,1階東西面壁,2階南北面壁,2階東西面壁補強などが考えられます。
実際に工事を行いました。