瓦の隅切 ディテール①

問 図は通常の桟瓦の形状でありますが、正しいものはどれでしょうか?

回答  B

 

厚みのある仕上げ材が2方向に羽重ねになる場合は、重ねしろどうしが重なった部分で葺き材の厚み分だけ隙間が空いてしまう。これを解決する方法が、隅切であり、上の段の下層と下の段の上層をそれぞれカットすることで、重ねしろが2重になることを防ぐ。桟瓦葺きは、通常は右波であるから、左上の桟部分と、右下の面部分に隅切が必要である。

隅切は、2方向の重ねしろ同士が重なる部分で、同一面内で積極的に譲り合う方法だが、瓦のように四角く切り取るもののほか、斜めカットなど様々なものがあります。(a)同一面内で厚み方向に譲り合う方法もあります。(b)1方向の重ねしろ部分でそれぞれの厚みを半分にすれば、重ねしろ部分の合計厚さが一般部分とかわらず、直交方向の重ねしろとは干渉しない。この考え方で隅切をなくす商品も存在します。

 

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