こども園や保育園の設計について
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子どもがいきいきする空間づくりの設計・デザイン
幼稚園や保育園など、子どもが学び、成長していく環境は、子どもがいきいきする空間でなければなりません。高橋建築事務所では、このように考えてこども園の設計をおこなうため、どうしてもこだわりが多くなります。
たくさんの子どもたちが通うこども園は、子どもたちにとっては、セカンドホームのようなものです。家から少しの間だけ離れて、友達や先生と、これからの人生の基礎を身につけるために交流し、その中から多くのことを学びます。子どもたちにとっては、こども園はまさにセカンドホームです。彼らにとってセカンドホームであるならば、親にとっても、そのセカンドホームは安全で、快適な場所でなければなりません。
こども園は、子どもたちを地域とともにサポート
幼稚園や保育園などのこども園は、少子高齢化が進行する日本において、地域ぐるみで子どもたちを大切に育む中心地であるべきだと考えています。こども園の職員、ご家族だけではなく、たとえば地域の高齢者の方とのふれあいの場などとしても使われる、人と人とをつなぐための施設。これがこども園のあるべき姿ではないでしょうか。もちろん、こどもたちの安全と、街並みや自然との調和を高い次元で実現した施設であることは言うまでもありません。
こういった遊戯室棟と教室棟をつなぐ廊下に、親御さんがコミュニケーションをとれる場所を設計しています。
子どもファースト!
子どもたちは、成長が早いのでなかなか難しい部分もあるのですが、子どもが中心となる施設なので、そこにある設備は子どもたちが使いやすいものであるべきです。たとえば、手洗い場所も、子どもたちの目線で考えて作っています。こども園の関係者の皆様も、同じように子どもたちの目線で考えて、さまざまな意見を設計に反映させたいと考えているようです。勉強になると同時に、こども園をまっさらな状態から作るモチベーションにもなっています。
こどもの目線の高さを考慮に入れて、2階の廊下部分の窓を床部分まで窓にして設計を行っています。子供が遊戯室の2階廊下を走りまわっても、外を見ることができるようにしていることで、走りまわっても 景色がどんどん変わるようにしています。
シンプルでぬくもりの感じられるデザインが基本
この時期の子どもたちは、どんどん成長し、どんどん吸収していきます。子どもたちに、セカンドホームでやさしさを身につけてもらうためにも、インテリアのデザインにはとても気を遣っています。ウッドが持つ温もりや丸みは、色のチョイスとともに子どもたちが楽しく快適に過ごせるよう、こども園に優しい雰囲気をかもし出しています。
床は檜の床としています。檜の香りで 遊戯室は 満たされています。
これからのこども園づくりで重要なこととは
これからのこども園づくりで重要なことはたくさんあります。しかしその中でも、先に触れた「こども園は地域とともに子どもたちをサポート」ということの実現は、地域の発展、ものづくりの継承、そして人材を育てるうえで、とても重要なネットワークになると思うのです。
ステージと音楽堂を この遊戯室は兼ねています。
ステージの反対側の2階に観客席となる場所を設計しています。
園が地域をつなぐ
たとえば、幼稚園や保育園の建材に地元の建材、地元の職人さんが関わることは大きな意味を持ちます。地域のすばらしい材木を五感で感じながら成長した子どもたちは、地域への愛着を持ってくれるに違いありません。園が何年経っても、園に関わってくれた人たちのつながりが維持されるような、そんな園の存在は、地域の宝ではないでしょうか。
それぞれのこども園には、それぞれの個性があります。園長さんや先生も、その個性を大切にして園を運営しています。だからこそ、園の設計に関わる私たちは、皆様の希望を伺い、こだわりにこだわり抜いて設計を進めています。
笑顔があふれるセカンドホーム
こちらも冒頭で触れた「こども園はセカンドホーム」という考え方。子どもたちがこれから通うことになる学校のように「施設」であるよりは、「家」であることが大切なのです。現代の親子の形は、これまでとは異なります。共働きの家庭もあれば、片親の家庭もあるので、園で過ごす時間と、家で過ごす時間が大して変わらないという子どもたちもいます。このような境遇の子どもたちが寂しい思いをせずに過ごせる場所を作りたい…という園の関係者様はとても多いと思います。高橋建築事務所は、このような温もりあふれるこども園づくりをサポートしておりますので、ぜひご相談ください。
園の歴史も大切に
それぞれの園には、歩んできた歴史があります。園自体に歴史はなくても、地域の歴史を反映するような遺物が、どの園の近くにも存在するのではないでしょうか?それは、もしかしたら地域の名産品かもしれませんし、遺跡などの大発見かもしれません。戦争や災害などの悲しい記憶かもしれませんが、やはり園には、園が持つ歴史とともに、地域の歩んできた歴史を刻み、後世へと語り継いでいく役割もあると思うのです。
高橋建築事務所は、地域と一体となって子どもたちが安全に、健やかに暮らせる家のような幼稚園や保育園づくりをサポートしています。ナチュラルな建材のやさしさを子どもたちに知ってもらうと同時に、健康被害が出ないよう、安全な仕上げを実現しております。園の施設の老朽化にお悩みの関係者の皆様、また、新たなこども園の開園をお考えの方は、ぜひ、高橋建築事務所まで、まずはご連絡ください。ご相談は毎日承っております。