神戸の洋館建築 探訪 歴史的建造物再生 好事例(神戸市中央区 北野)

北野町の洋館建築で パンと珈琲が楽しめる場所があるということでいってまいりました。

素敵な洋館建築も見てまいりましたので、記載します。歴史的な建造物である洋館を再生している好事例だと思いました。

 

南面の外観です。外観は 下見板張り、2階にはベランダが存在しています。屋根は瓦葺きです。

北面外観です。北面には、入り口がありますがその上部に 北側にもベランダが存在しています。

建物の西側で、パンを販売しており、そのパンを買って建物内で 食べることもできます。味はいいです。

 

入り口玄関部分の天井です。天井も繰型で 丁寧に作られています。

入り口玄関の奥の廊下です。ここから南側のテラス庭に 出ることができます。天井は高く4m近くあります。部屋と部屋の境目は上部にアーチがあり、装飾が凝っています。

 

 

一つの部屋から一つの部屋に行くのに、開口部が大きく開けられていますが、上部にはこちらもアーチがかけられています。

 

 

調度品の家具等も凝っており、開口部と家具は 装飾があって、それ以外の壁と天井は、白ですっきりとしたデザインとなっています。

室内は 沢山の人で にぎやかでした。

外で購入したクロックムッシュです。

出窓です。出窓です。洋風建築には、出窓がよく見受けられます。

入り口玄関から二階にあがる手摺 支柱です。うまくデザインされていました。

2階へ上がります。階段です。階段も装飾があり、非常に凝っていました。

塗装も 最近 うまくし直したのだと思います。

2階にあがるとベランダが存在していました。2階から庭がみれ、とても快適な ベランダです。

ベランダの語源は、ベンガル地域からきています。ヨーロッパ人が、植民地のインドにて、植民地統治を行い始めたころ、現地人が攻めてくるので、2階に 周囲を見渡せる場所を確保し、設計したころから始まったようです。それが遠く伝わって、日本で使われるようになりました。洋館建築がベランダは先駆けです。今では 布団を干すのに 一般住宅でも必要ですよね。

防水もきちんとなされ、改修工事もされていました。

2階から見た1階の庭です。とても楽しい感じで、庭空間が出来上がっています。

庭からみた、西隣の洋館です。ハンセル邸です。外観の装飾が如何にも洋館と思わせます。

2階は、本などが設置されて これもまた よい空間となっていました。

北側外観です。よくみると 左右非対称ですが、素敵な外観となっていました。

 

まとめ

・壁と天井は 白で統一され、明るく清潔な印象の店舗となっていました。

・開口部と天井は、繰型が見られ、装飾に凝っていて、空間がしまります。

・家具も、洋風の装飾が見られる 上品なものを使用されていました。

・階段の塗装もいい色に復元していました。装飾も当時のモノを復元したのだと思います。

全体的に塗装がいい感じで改修の主となっていて室内を彩っていました。

・空間構成は、ベランダや玄関ホール室内共に、当時の部屋を再現して、店舗として利用していました。

一部キッチンだけは、改修して、飲食ができるようにしてありました。庭がとても素敵です。

・外観はほぼ、建設当時の状況に復元して、改修したのだと思います。おそらく、建設当時の状況から、大きく破損せずに建物が残っていたと思われ、それをうまく、復元、改修して、店舗として利用しおられます。お客さんも多くおり、賑わっていて、洋館建築を改修して、運営して、成功している好事例といってよいかと思います。ぜひ、興味ございましたら、いかれると面白いかと思います。オープンは2024年6月からということで、写真撮影時は2024年9月のため、オープンして3か月後の平日の昼間の状況でした。

 

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