鉄骨造の現場(測量から竣工まで)
鉄骨造の建物の 測量から竣工までの 建物ができあがるまでを、一連の工事写真にて記載していきます。
Contents
■仕上がり状態
竣工の写真です。鉄骨造3階建ての共同住宅です。この建物がどのようにして出来上がってくるのか おってみたいと思います。
■測量
土地の測量を行っています。精密機械を使って測量を行います。
土地の境界を再確認して測量します。
■地盤調査
地盤調査を行います。標準貫入試験です。
上からハンマーを落として土の硬さを調べます。
地下水が10mほどのところあり、地下12mのところでN値が大きく出ているのがわかります。
■地鎮祭
地鎮祭にて一連の儀式を 行います。
■仮囲い設置
高さ2mほどのフェンスを用いて借り囲いを行います。
トラックにて 重い資材が搬入できるように地面に鉄板を敷いています。
仮設のトイレです。工事用にトイレと手洗いが必要です。
■縄張り
縄張りをしています。
親杭を打つために地盤に穴をあけます。
穴をあけています。
H型鋼を入れます。
■地盤改良
深さ10mで高いN値がでていたので、10m付近まで地盤改良を行います。深層混合処理工法です。
コンクリートを注入して地盤改良を行います。
親杭をはめ込んでいるのがわかると思います。
地盤改良後、整地がなされた状態です。
地盤改良した後、水平ラインをつくるために、縄を敷いていきます。
捨てコンクリートを水平の縄を目安にして打ち込んでいきます。
整地し、水平な地盤が出来上がります。
■基礎工事
鉄筋を現場に搬入します。D25です。
鉄筋を敷きます。
ベースパックといい、柱下の基礎を作っていきます。
鉄筋をガス圧接していきます。
配筋した基礎にコンクリートを打設し、基礎が出来上がってきます。
ベースパックの下にもコンクリートの基礎があるのがわかると思います。上に柱がのってきます。
断熱材を敷きます。
さらにコンクリートを打設します。
■鉄骨の製作所と製品検査
鉄骨の製作所です。
設計図から工作図、原寸図、原寸検査、テープ合わせ、工作という順で製作所では作業が行われます。
工作とは、けがき、切断、開先加工、曲げ加工のことです。
テープ合わせを行い、鉄骨の寸法を測ります。
溶接部の超音波探傷検査をしています。
鉄骨の柱をのせる下にベースモルタルをつくります。饅頭というものです。
■鉄骨の建て方
玉掛を行い、鉄骨の建て方を行います。
柱をベースパックの上に設置します。
アンカーボルトを敷設。
仮ボルトをしています。
職人の安全性を考慮して、安全ネットを全体に設置します。
仮ボルトを本締めします。1次締めの状態です。
1次締めです。
マーキングしていきます。
本締めです。
ピンテールが破断すれば、きつくしまったということになります。
モルタルを充填します。
■デッキプレートの敷設
2階の床をつくるためにデッキプレートを設置します。
アークスポット溶接をしています。
焼き抜き栓溶接をしています。デッキプレートと梁を接合します。
下から床を見上げます。鉄骨に溶接されてしっかりと床が接合されているのがわかると思います。
デッキプレートの上にコンクリートを流すため、コンクリート止めを作っています。
外部足場を建てています。
■ALC板の設置
外壁のALCを搬入してきています。
アングルを加工しています。
稲妻プレートをALC板に取り付けています。
足場を固定するため 梁に取り付けています。
■耐火被覆
耐火被覆のため、岩綿を吹き付けています。
■防水工事
屋上のシート防水です。
鳩小屋等立上り廻りは注意を要する場所となります。
押え金物を敷設します。
シートを貼ります。
ローラーで重ね部分を丁寧に施工します。
■建具廻り
建具を開口部に設置します。
開口部下には枠詰めモルタルを打ちます。
枠を入れます。
■断熱施工
吹付の断熱材を施工します。これをすると冬場とても暖かいものとなります。
■軽量鉄骨天井壁工事
天井を貼るために、野縁受け Cチャン を敷設します。
天井がはれるようにしています。
軽量鉄鋼です。
壁の地を作るために間柱を、床に設置していきます。
■内装工事
ドアの額縁の取り付け
石膏ボードを壁、天井にはり、室内が徐々に出来上がってきます。
床にフローリングを貼ります。
天井に石膏ボードを貼ります。
角の面取りをしています。
クロスを貼るためにパテを貼っています。
パテしごきが出来上がってきます。
クロスを貼ります。
■竣工
竣工となります。