マンションリベーション(部屋別リノベーションのコツ、リノベーションの実例、予算別の工事内容、建築家の先行事例、これから)  2022年1月

最近、いくつか依頼があり、マンションリノベーションのデザイン監修や、設計を行っているため、リノベーションが増えてきた時代背景を考察するとともに、基本的な事項を中心に先行事例を記載することにしました。

集合住宅、マンションは今や、確実に日本の大都市における主要な住居の選択肢となっています。同時に民間分譲マンションの供給が開始されてから50年以上が経過し、建て替え問題と同時にストックとしての活用が課題となっています。そのストック活用としての一つの方法であり、多様な事例を散見するようになったマンションリノベーションからどんなことがみえてくるのか、考えてみたいと思います。

外国人からみた日本のLDKマンションは、狭いが凄く精密にできていて無駄がないとうつるようです。我々からみたら少し飽き気味の日本の集合住宅3LDKも夫婦+子供の4人世帯ですもうと思えば、かなりの合理性を持っていて、精度の高いものともいえます。単身世帯が全世帯の1/3に達して家族の形が多様化した現在でも、供給される集合住宅の住戸の基本は、やはり3LDKであります。

さて、間取りの時代変遷をみてみると、大手ディベロッパーが1970年代より供給した3LDKにも、時代とともにそれなりに変化があったようです。1970年代は、間取りをみると、伝統的な田の字プランにも似て、間口が大きく、8畳間の和室があり、そのパンフレットには和服で友人を迎える父親の姿があります。この頃までは、集合住宅の住戸にも接客空間のようなある種の社会的な空間が求められていました。

最近の3LDKは、冠婚葬祭はもちろん、1970年代の住戸にあったような日常的な接客も住戸空間では想定されなくなり、標準家族の私的な生活に特化し、進化してきています。

同時に、日本人が好む南向き住戸をできるだけ多く作るために間口は徐々に小さくなってきますが、それを補うように工夫がされてきました。カウンターキッチンは、リビングルームと視覚的に一体化してつくられ、面積の限られたリビングルームを広く感じさせます。リビングに隣接した個室には引き戸が用いられ、転用性も織り込みつつ、個室の独立性をそれなりに保ち、間口6mで3個室をとりつつ、最大限の効率と居住性が追求されている。細部もトイレと風呂は別々にし、収納もほどほどにとり、想定される家電製品の置き場も用意するというように、間取りはミリ単位の詳細な検討が重ねられています。

家電製品にも似た精度をもった日本の3LDKであるが、時代とともに、単身世帯、夫婦のみの世帯、単身の親と成人した子供との世帯、血縁関係のないシェア居住、仕事場の共存など、住まいに求められる多様化が現れ、マンションリノベーションが活況となってきています。

 

■部屋別 マンションリノベーションのコツ

 

玄関

中古マンションの玄関は、狭くて収納スペースもあまりないのが一般的です。ゆったりしたスペースにしたい、すっきりとした状態にしたいという希望から、リノベーション時に玄関スペースを広げ、収納を拡張する場合が増えています。玄関収納は、靴や傘、ベビーカー、三輪車、こどもの自転車用ヘルメット、スポーツ用品など、既存の収納ではおさめきれません。

玄関スペースを広げるプランとして多いのは、隣接する居室をコンパクトにして、玄関のたたきを広げる方法です。土間を広くとって、コート掛けやミラー、趣味の自転車や工具、アウトドアグッズなどまで置くこともできます。共用廊下側の窓が土間に取られて、隣接する居室の窓が少なくなってしまう際には、土間と隣室の間仕切り壁に室内窓を作って、採光や通風を確保します。

今、リノベーションで人気が高い「土間」!土間のメリットと注意点をヨカイエが解説!|リノベ不動産|福岡大橋店 (yocaie.com)

 

リビング

室数が多いことが重要視された時代の古いマンションは、壁やふすまで仕切られた小さな部屋がある間取りが多いのですが、最近は、部屋数を確保するよりも家族が集まるLDKを広くしたいという要望が増えています。

以前は、独立性を重視したキッチンも、現在は、家族のコミュニケーションの場として、リビングともオープンにつながる位置関係が増えています。こどもをなるべく個室にこもらせないために、広々としたリビングに家族みんなで使えるロングデスクを造作するという場合もあります。

【ホームズ】ワコーレシティ神戸三宮 20階の建物情報|兵庫県神戸市中央区浜辺通6丁目1-1 (homes.co.jp)

 

広々としたLDKを実現するには、希望の間取りに作り直しやすい物件かどうかがポイントです。

2部屋の間仕切り壁を取り去り、広いリビングを作る場合、テレビの置き場所と収納スペースには気を付けたい。特に大画面のテレビは壁を背にしておきたいので壁面が少なくなると置き場所が限られてきます。食事をしながらみるのか、ソファに座ってみるのかなど、テレビの配置は初期段階から検討しましょう。DKで過ごす時間のほうが長いというお宅も多く、リビングよりもDKをゆったりと計画したほうが良い場合もあります。どこを重要視するのかを検討して、それぞれの暮らしにあったスペースを見つけてください。

リノベーションのタイミングでかえたいのは、床材です。最近は質感の良い、無垢材のフローリングが人気ですが、マンションの規約で床材の遮音等級がきめられていることもあります。フローリングの下に遮音マットを敷くなどする方法もあります。

部屋を広くすると暖房効率も気になります。工事中に壁に断熱材をプラスすることも可能ですが、コストがかかります。熱の流入が大きい窓の開口部の断熱化をはかることが効果的ではあります。最近の新築マンションはペアガラスが一般的ですが、古いマンションではシングルガラスが多く、サッシから隙間風が入ってくることもあります。サッシは共用部のため交換できないので、室内側に内窓をプラスします。サッシが二重になるため、断熱性はもちろん遮音性も向上します。

 

ダイニング

古いマンションでは、ダイニングとキッチンがハッチ越しに対面している場合が多いのですが、最近のリノベーションの主流は、ダイニングとキッチンがオープンにつながり、ほぼ一体化したプランです。多くはダイニングとキッチンが対面するレイアウトです。また、キッチンの位置を変えて、ダイニングとオープンにつなげる場合の注意点は、配管です。古いマンションは二重床になっていないことが多く配管が自分の住まいの床面と下のコンクリートの間に隙間をつくりそこに管を通します。管は、水が流れるように勾配を付ける必要性があるため、床面が高くなり、ダイニングやリビングの天井高さが低くなることもあります。

一方、DKやリビングの天井高さをあげるために天井をとり、構造や配管をむき出しにして仕上げることもありますが、直床の場合、見えている配管は、自分の家の換気扇ダクトの他、上階の配管ということもあり、排水などの音も聞こえやすくなります。コンクリートと天井の間の懐をなくしてしまうことで、遮音、断熱性が低下して、上階の足音がきこえるようになったり、最上階の場合には、夏の日射の暑さが厳しくなることもあります。

照明は、建物に組み込まれた間接照明よりペンダントランプのほうが人気で、インテリアショップでデザインが気に入ったものや、アンティーク照明を買って楽しむ人も増えています。

ダイニングテーブル/ダイニング/ペンダントライト/ナチュラル/ナチュラルインテリア…などのインテリア実例 – 2020-02-20 14:47:58 | RoomClip(ルームクリップ)

 

ダイニングにペンダントを付ける場合は、テーブルの位置を先に決める必要性があります。ダクトレール式の照明にしたり、ペンダントの位置を調整できるフックをつけたりしましょう。壁付けのブラケットランプは、壁の中に配線が必要なので、リノベのタイミングでつければよいかと思います。

 

キッチン

閉鎖的な間取りが多い中古マンション。キッチンで家族やゲストとどのようにコミュニケーションをとりたいのか というところからプランを考えるのがリノベーションのポイントになってきます。オープンにする要望がおおいです。小さい子供がいる場合は、キッチンで作業しながら様子をみたいのか、振り向いたときに見えればよいのかでキッチンの向きも検討しましょう。

オープンキッチンの場合は、キッチン設備をダイニング側に対面式で設置し、背面の壁を天井まで収納スペースにするとたっぷりの収納を確保しやすくなります。ゴミ箱が通路に出ていると邪魔なので、あらかじめシンク下や、カウンター下にゴミ箱スペースを設置しましょう。キッチンの収納は、隠す所と見せるところのメリハリをつけ、モノを循環させやすくしましょう。

キッチンをフルオープンにしたくても、壁式構造のマンションの場合は、壁がはずせない場合もあり、レイアウト変更があまりできないこともあります。

 

キッチンは配管工事が必要な設備が多いので、位置移動の距離は短くしたほうがコストを節約できます。また、移動距離が短ければ、排水管の勾配をつけるために、床を高くするデメリットも抑えられます。

換気扇の位置を移動する場合、既存の排気口にダクトをどのようにつなげるのかを考えます。

 

洗面室

マンションの洗面室は、既製品の洗面ユニットが据え付けられているのがほとんどですが、リノベーションでは、工夫して変えるのがおすすめです。女性がお化粧直しをする洗面台は、長いものを使用することもトレンドになってきています。

浴室

マンションの浴室は、在来工法の浴室からUBまで様々です。古いユニットバスから新しいものに変える場合、もとのものより、大きなユニットを採用できたという場合もあります。これは、UBのサイズバリエーションが増えたため。以前は、コンクリートで囲まれた浴室スペースとUBの間にデッドスペースができてしまっていたのが、スペースをフル活用できるサイズのものを入れられるようになりました。

UBの利点を活かしつつ、さらに浴室にこだわりたいという場合は、浴室空間の下部だけユニットで、上部はタイルをはったり、出入口をガラス張りにできるハーフユニットという選択肢もあります。

 

トイレ

大規模なスケルトンリフォームでも大幅な位置移動が難しいのがトイレです。排水管が他の管より太いので、その配管からあまりはなすことができません。基本的には、既存の配管周辺での位置移動、もしくは、90度回転などで計画します。

 

寝室

寝室は、日当たりなどの条件があまりよくない部屋になりがちですが、健康的に過ごせる空間にするためにも採光や通風を確保しましょう。レイアウトの関係で窓のない部屋になってしまう場合は、室内窓を設けるなどして、採光や換気ができるように工夫します。

寝室は、寝ている間の呼吸で湿気が出るので、結露の対策も考えたいところ。結露防止に一番いいのは、換気。結露は放置すれば、カビなどの原因になりかねません。室内窓の設置などで日中に換気しやすいようにします。壁に調湿効果のある珪藻土をつかうのもひとつです。

 

子供部屋

最近は、こどもに個室を与えるタイミングが以前よりも遅い傾向があり、子供部屋として個室を使うのは、10年ぐらいと短くなっています。限られたマンションの個室を子供部屋の用途に限定して計画してしまうのは、もったいないため、フレキシブルに使えるようにすることが重要です。こどもが部屋にこもるのを防ぐために、子供部屋は寝るだけの最小限の空間にして、リビング、ダイニングに勉強スペースをつくる場合も増えています。どのように計画するのかじっくり検討しましょう。

 

収納

収納スペースは、重要ですが、スペースがおおいと、モノの量もそれに合わせて増えてしまいがちです。活用できないものをしまい込むために、LDKなどが狭くなってはもったいないので、適正な場所に適正な量の収納を計画しましょう。

家族全員で使うWICが人気です。WICの中にとりつけるのは、ハンガーパイプと枕棚だけという場合が多いですが、内部は意外とほこりがたまるため、収納家具やグッズも工夫しましょう。パイプは1段なのか2段なのかなど、WICに入れたい家具のサイズや数などもできるだけ具体的に設計者に伝えることが収納計画の成功の鍵です。

リビングなどの収納は、見せる収納となり、リノベーションならではの楽しみとなるでしょう。

 

フリースペース

アトリエやライブラリー、畳コーナーなどのフリースペースは、家族の個性を一番だせる場所です。独創性のある楽しい空間として計画すると同時に、将来は、子供部屋や寝室にも変更できるフレキシブルさも欲しい。適度に仕切られていてこもれるライブラリーや書斎、テレワークスペースが人気となっています。

ユニット畳のカスタマイズや畳コーナー、高床式畳 | 飛騨フォレスト (hida-f.co.jp)

最近増えているのが、小上がりの畳スペースです。畳の便利さが見直され、きちんとした和室まではいかなくても日常で使いやすい畳スペースが欲しいと希望されています。小上がりにすることで、畳の下に収納スペースもつくることができ、ソファや椅子に座っている人とも目線の高さがあって会話をしやすくなります。

 

 

つぎは、よくある間取りと リノベーションの先行事例紹介です。

■リノベーションの実例

 

中古マンションに多い間取り

 

長方形タイプ

マンションの間取りで一番よくみるのが、長方形タイプ。玄関を入ると長い廊下が続き、突き当りにLD+バルコニーがある間取りです。廊下から各個室に入れるため、家族間のプライバシーを守りやすいメリットがあります。

しかし、共用廊下が暗い、各個室の風通しが良くないなどの弱点も存在しています。共用廊下側の部屋は、大型収納や広いエントランスにするなど、居室として使わないようなリノベーションプランが増えてきています。個室の風通しを改善する方法としては、室内窓がにんきとなってきています。また、和室が必要ない状況が現れて、LD横の和室は撤去して、LDを広くする場合が増えてきています。

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)玄関は面積そのものが狭く、ベビーカーなどを置くのは無理。靴箱も小さめが多い。

B)意外と面積を占める廊下は専有面積と考えると少しもったいない。

C)中古物件は独立型のキッチンが主流。暗さや圧迫感が気になる。

D)奥まで光が届きにくい細長いLD。ソファとダイニングセットを置くには、狭いことも

E)LDに隣接する和室はもてあましがち。インテリアの統一感を図るのも難しい。

F)窓のないスペース

G)共用廊下側の窓は採光も少なめ。プライバシー配慮も必要。

 

 

 

正方形タイプ

 

築年数の古い団地などによくみられる正方形の間取りです。廊下が短いために面積に無駄がなく、バルコニーに面した条件の良い居室が多いというメリットもあります。反面、DKが北側にむいていて、家族とコミュニケーションがとりづらいという面があります。また、DKから個室に入るため、プライバシーを守りにくいという面やDKに出入口が多く、家具をおきにくいという面もあります。長方形のタイプに比べると大きなボリュームの空間を作りやすいです。間仕切りを取り払えば、大空間のLDKを実現できます。

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)玄関は狭さと収納不足が問題。

B)家族に背をむけて作業するキッチン

C)各部屋の動線もあるため、落ち着きに欠け、家具もおきにくい。

D)まじきられた個室がバルコニー側に存在して、DKに日照が得られない。

E)暗くて狭い水廻りスペース

長方形タイプ1

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

 

以前の状況

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)圧迫感のあった扉付きの靴箱の代わりにオープンシェルフを設置

B)ダイニングテーブルを設置。

C)キッチンは明るく快適な南側に移動。対面式

D)間仕切り壁を無くし 広々としたワンルームのLDKに

E)撤去できなかった壁はそのままにして、こどもスペースの入り口に

F)和室の押入だったスペースをクローゼットに

G)寝室の一角を玄関からつながる土間スペースに。ベビーカー等の置き場所。

工事費用 約800万円 築年数 33年 家族構成 夫婦+子供二人

専有面積 62.43m2

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

事例紹介 長方形タイプ2

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

リノベーション前 昨今よくある3LDKの間取り

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

 

A)隣接した部屋とつなげ、北側の部屋にありがちな閉塞感がなくなり、風通しも改善。

B)2部屋に分かれていた洋室を通路でつなぎ、収納スペースを設置。

C)出入口を塞ぎ、空間をつなぐ室内窓を設置。

D)幅を広げ、動線を整理。

E)カウンターのシンク前は、フラットにして奥行きをとり、作業スペースを広々とした。

F)キッチンはⅡ型に変更

G)浴室はそのまま。

H)北側洋室の面積を削りたたきを広げた。

工事費用 約500万円 築年数 26年 家族構成 夫婦

工事面積 60.13m2

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

事例紹介 長方形タイプ3

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

リノベーション前

 

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)洗面室と浴室を移動させ、寝室の面積を広げる。

B)収納

C)大幅に位置を変えて開放的な対面キッチン

D)間仕切りを撤去して、開放的なLDKの計画

E)こどもが育てば、ソファ裏に間仕切り壁を設置して、子供部屋ができる計画

F)クローゼット

G)キッチンのあった場所に洗面室 浴室を移動。

工事費用 約650万円 家族構成 夫婦

築年数 25年 面積 64m2

 

 

 

長方形タイプ4

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

リノベーション前

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)引き戸の特性を活かしたフレキシブルな子供部屋

B)南側は和室を撤去して、一つのスペースにまとめて明るく広々と計画。

C)ダイニングには壁面収納を確保。

D)キッチンの位置は変えずに暗さと圧迫感を改善。セミオープンタイプのキッチンに。

E)玄関は靴箱を変更。

F)既存のままとし、コストカットを実現。

工事費 約330万円 家族構成 夫婦二人+子供二人

築年数 24年 リノベーション面積 55m2

専有面積 99m2

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

正方形タイプ1

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

リノベーション前

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)壁とドアに囲まれて光が届かなかった玄関。ホールをひろげ、リビングへのドアをガラス入りにして

暗さと狭さを解消

B)回遊性キッチン

住まいの中心にキッチンを配置。ホール側からもダイニング側からも出入りできる。シンク前に立つとリビングを見渡せる。

C)収納スペースも通り抜けられる。

D)LDKから子供の様子をみれる子供部屋

E)和室とLDKの間にあった間仕切り壁を撤去

F)パソコン等をおくデスク

E)LDK側に窓をつけ、明るく快適な洗面室。

工事費 980万円 築年数36年 家族構成 夫婦+こども1人

専有面積 68m2 リノベ面積 68m2

 

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

正方形プラン2

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

リノベーション前 西向きが特徴でもある。

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)狭かった水廻りは 間仕切り壁を移動してスペースを確保。浴室もサイズの大きいものに

B)対面キッチンとし、収納スペースも充実

C)リビングダイニングを見渡せるキッチン

D)明るく眺めの良い場所にダイニングを計画

E)リビングは夜にくつろぐことが多いため、家の中心に計画

F)南側に個室を新設して、間仕切り壁には窓を設置することで、リビングに光を届ける。

G)以前の個室は内装のみをリニューアル

工事費 1000万円 築年数 35年 工事面積 80m2 家族構成 夫婦 +子供二人

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

 

正方形タイプ3

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

リノベーション前

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

A)アイランド型のキッチンを計画

B)充実した収納を計画

C)本棚を計画

D)玄関からLDKへのスムーズな動線を計画

E)設備機器のみを一新

F)引き戸をあければLDにつながる寝室

 

 

工事費 850万円 築年数 15年 家族構成 夫婦

面積 56m2

 

まとめ)

長方形プランよりも正方形プランのほうが、リノベーションとしても、様々なことが計画でき、居住環境としてもすぐれているといえるでしょう。玄関廻りの土間をひろげたり、対面キッチンを家の中心におき、LDを南面の最も環境の良い場所に計画することが、一般的なマンションリノベーションのセオリーとなっています。

■プランと予算の考え方

  • 依頼先にリノベーションの予算を伝える

実際には使えるお金が500万円あるのに、400万円しかないといってしまいがちですが、最初から400万円の予算でスタートしたプランは、500万円の予算のプランと全く違うものになる可能性があり、本来やりたかったことができなくなる可能性があります。住まいのプランはさまざまな要素を綜合し、バランスを取りながら組み立てていくものです。最初から要望と予算をきちんと伝えることがベストプランを手に入れる最良の方法でしょう。

 

  • 予算に関わらず、希望していることは全て伝える。

リノベーションで実現したい要望は全て伝えましょう。プランはさまざまな条件のバランスで決定されます。すべてのリクエストを出したうえで、設計者と共に優先順位を考え、取捨選択をしていけばよいのです。

 

  • あとからでは変えられないことを最優先する。

限られた予算の中で要望に優先順位をつけるときは、後になって行うのが困難な工事を優先させるのがおすすめです。水廻りを移動させる。間仕切り壁をとって、間取りを変える。外周の内壁を壊して、断熱材や防音材を加えるなど、規模の大きい工事は最優先。床材の貼替も最初から気に入った材料を選ぶほうがよいです。

一方、トイレや洗面台、キッチンなどの設備機器は、将来交換するのが比較的容易です。予算が超過する場合は、グレードをみなおしてみましょう。壁も床に比べると工事がしやすいために、最初は手ごろなクロス貼りにしておき、経済的に余裕ができた場合に、左官仕上げにするなどが検討できると良いかと思います。

 

  • すみ心地に関わる部分ではコストダウンしない。

風通し、日当たり、明るさ、暖かさ、涼しさといった基本的な住宅の性能には、十分なコストをかけるべきです。内装やインテリアを素敵にしたとしても、基本的な性能が満足できていなければ、意味がありません。特に築年数の古いマンションでは、断熱性のほか、採光、通風、結露対策、防音対策などにしっかりと予算を割きたいところです。

断熱性が低い物件や、風通しが良くない物件では、冷暖房のコストが嵩みます。結露で建物が傷んだり、カビが発生して家族の健康を害することにもなりかねません。断熱材の追加や内窓の設置などをご検討ください。

 

  • そのまま使えるものや残せるものはないか見極める。

リフォーム前の物件のメリットを最大限にいかすことは、コストを抑えるコツのひとつです。たとえば、フルリノベーションにこだわらずに、個室を1室でも2室でもそのまま残せば、工事のコストを大幅にカットできます。その他、建具の再利用がおすすめです。個室やトイレなどのドアをそのまま使ったり、ペイントして表情をかえたりすれば、建具の購入や造作にかかるコストを低く抑えれます。

 

予算100万円

・壁のクロスの貼替 ・天井のクロスの貼替 照明器具の交換

・システムキッチンの交換 ・システムバスの交換・トイレ洗面台の交換

 

予算300万円

・水回り設備の交換 クロスの貼替 床の貼替 LDの内装を変えるなど

 

予算500万円

・すべての水回り設備の交換 LDの内装を一新 床の貼替

 

予算800万円

・すべての部屋の内装を一新 (収納や扉の一新はふくまない)

すべての水廻り設備の交換

・個室を1部屋残した間取り変更 変更する部屋の内装を一新 すべての水廻り設備の交換

 

予算1000万円

・外周の壁面を残したスケルトンリフォーム

・床の下地を残したスケルトンリフォーム

・個室を1,2部屋残したスケルトンリフォーム のいずれか

 

予算1200万円

完全なスケルトンリフォーム

 

参考文献)マンションリノベーションの基本 発行所 主婦の友社  2017年9月30日

 

さて、下図の 中古マンションで、専有面積59m2 バルコニー面積9m2の

リノベーションを行うとした時のリノベーション事例参考例をあげます。

出典)マンションリフォームのすべてがわかる本 発行 枻出版社 2014年

南向きに和室と洋室が存在し、中央にキッチンが存在しています。昭和40年代、50年代に

みられた間取りです。リノベーションのプランを3つ あげています。

 

出典)マンションリフォームのすべてがわかる本 発行 枻出版社 2014年

基本的なプランは、元の状況と変わりませんが、家事の動線がきれいに整備されています。

浴室の坪庭は、実際に採光の効果は無理ですが、照明等で坪庭の雰囲気を醸し出すようです。

居間の空間は小さくなっていますが、洗面所と浴室の動線も整理されており、主婦にとっては、とても動きやすいプランとなっています。予算としては、1000万~1500万円ほどかかるようです。

出典)マンションリフォームのすべてがわかる本 発行 枻出版社 2014年

少し奇をてらったプランになっています。入浴の楽しみを前面に打ち出して、お風呂からバルコニー、その先の眺望を楽しむことのできるプランです。ただ、キッチンの前に壁が存在しているので、キッチンで作業する人の眺望は閉じられたプラントなっています。

出典)マンションリフォームのすべてがわかる本 発行 枻出版社 2014年

玄関を広くして、土間の空間をとり、自転車や、靴をおける収納たっぷりのプランです。

お風呂も洗面所も大きく、キッチンも広いため、水廻りの作業がとてもスムーズにいくことが予想されます。

寝室は、リビングと兼ねている意味合いもあるため、プライバシーの問題が生じるかもしれませんが、バルコニーにウッドデッキを敷き、内部空間を拡張しています。寝室は、南向きのため朝日をしっかり感じることができます。59m2とは思えないプランニングに仕上がっていると思われます。

 

さて、みなさんはこの3つのプランどれがお好みになりますか?

 

予算は、3つとも1000万~1500万円で収まると思われます。

 

 

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