外国人用シェアハウス 企画設計  運営後1年を顧みて(空家再生2020年)

2018年に企画設計を行い、2019年に工事が完了して、運営を開始した神戸市中央区のシェアハウスを、ちょうど1年後に訪れて、設計当時考えていたことが、どのように実際の生活に反映されているか
、反省点はどのようなものだろうか 検証を行いました。

企画設計時の状況と現状の使われ方を 記載します。

外観を十字にしました。外観は、入居者も気に入ってくれているとのことでした。入居者は白人が多いようです。
キリスト教の十字を意識したわけではありませんが、結果的には、その意味も含んで頂けても問題ないように思いました。


一階平面図です。入り口横には、大きな自転車置き場が設置されています。場所は、駅から徒歩15分のところで、入居者の自転車を想定していましたが、あまり入居者は自転車にのらないそうです。
現在は、物置場と傘干し場となっていました。入居者の友達が、自転車にのって訪れる際に、ここを自転車置き場としているようです。シェアハウスの入居は、長くて1年半、それ以外は短期の場合が多く
長期入居者が少ないため、自転車はあまり必要としていないようです。
玄関は、扉付きの大きな下駄箱と傘立てを設置しました。これは有効に使用して頂いているようでした。


洗面台は 幅900mmのものを用意しましたがこれぐらいのサイズの洗面台は必要なようです。少し大きいかと思いましたが、これで成功です。
ドライヤー置き場があればよいと思いました。

洗濯機は、実際は3台設置できるようにはしてあります。屋上まで 洗濯物を干すために、上がらなければならないため、乾燥機が欲しいとのことでした。
洗濯機の上に乾燥機の設置を希望されていました。これは、企画時に検討していましたが、当初は、運営後考えようという話でした。
その他洗剤やアメニティも、かごをうまく入居者が設置して、そこに収納しているようでした。
個人的には、この収納がしっかりあればよいと思います。


二階です。

キッチンとテーブル椅子の配置を企画時は十分検討していました。


竣工当時の写真。
実際は、リビングのテレビ廻りでテレビを見ながら、食事をしているようです。
日本のアニメが特に人気らしく、リビングのテレビの重要性を再認識しました。
入居の決め手は、リビングの感じと、外観と、各部屋の状況らしいのですが、このリビングの感じが特に重要のようです。


各個人の調味料や皿入れを重要だと思い設置しましたが、実際にしっかりと設置されていました。


やはり調味料入れは重要だと思います。

三階平面図です。今回、入居者がいるため、各部屋への侵入は難しかったですが、一部屋確認できました。

二段ベット付きの部屋は、一部、こういった設えを最初からしていることを、入居希望者が初めて見に来て、必要ないと言われることもあるようですが、全体の1割程度のようです。
8割がたこのベッドタイプで問題ないようです。しかしながら、白人系の外国人は体が大きいため、ベッドを用意するにしろ、少し日本人よりも大きいものを用意する必要性がありそうです。
当初、ベトナム人のシェアハウスを予定していましたが、現在は、白人が多いです。中央区という場所柄と、家賃的なことが大きいようでした。

トイレです。

廊下です。廊下もトイレもきれいに使われています。

掃除機です。掃除機置き場は、一階のシャワールームに設置していましたが、わざわざ上階まで持ってくるのが面倒なため、廊下にそのまま置いているようです。
改築前の建物の状況で掃除機置き場を各部屋に置くことは難しい状況でした。

4階です。
屋上の使い方が、物干し場として、重要ではありますが、それ以外の用途でもう少し何か考えれないだろうかと思いました。とても上階は景色が良いです。
広い部屋は、二人部屋となっていますが、やはり一人部屋のほうが好まれるようです。これは、部屋が広いので致し方ない状況です。

以上 使われ方としては、運営後検討しようと考えていた乾燥機の設置が望まれていましたが、それ以外は十分満足されていました。
ベトナム人の男性を入居者として想定していましたが、白人の女性が多いということでした。
特にシェアハウスは女性に人気であるということがわかりました。

屋上の使い方は、また模索する必要性がありそうです。

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