空き家再生とセーフティネット制度の補助金
空家を共同住宅やシェアハウス等新しい時代が必要とする施設へリノベーションしていく事業です。
セーフティネット制度を利用するならば、国や自治体より戸あたり 最大100万円 の改修工事補助をうけることもできます。
空家を外国人専用のシェアハウスにした事例
神戸市中央区にて 空家再生リノベーション事業の一環です。シェアハウスの企画設計を行いました。外観を十字にデザインしました。各個室は、5畳ほどの空間ですが、二段ベットの、下机タイプとしています。下にはコートもかけることができます。キッチンリビング関係は、個別の食器や調味料を入れる収納をもうけております。シャワー室と玄関共用部も収納をたくさん設け、収納力のあるシェアハウスとなりました。
リフォーム前の外観
リフォーム後の外観
リフォーム後のキッチン(1)
リフォーム後のキッチン(2)
リフォーム後の室内(1)
リフォーム後の室内(2)
エリアリノベーション
昨今の人口減少、空家問題等、現代社会は、様々な問題を抱えていますが、人口減少に伴う空家の増加問題、その問題解決策としての 空家再生、エリアリノベーションに関して、当事務所の考えを述べます。神戸市の広報によると、2011年154万人の人口が、2060年に110万人になるそうです。2060年には,働き手一人で高齢者一人を支える計算になり、あちこちでスポンジの穴のように空家、空き地が発生してしまうようです。そうなると、地域に元気がなくなったり、生活のためのサービスが低下したり、治安が悪くなったりすることが考えられます。人口が減少しても、活力のある神戸を維持していくために、空家を新しい時代に必要な施設として、蘇らせていく必要性があると感じています。
新しい時代に必要な施設とは、すなわち、インバウンド、外国人の居住、高齢化社会等現代的な問題を解決していけるような施設、多様化する社会に答えるような新しい時代の施設であろうと考えています。具体的には、空家をゲストハウスや民泊に転用したり、外国人専用のシェアハウス転用、高齢者グループホームや障害者施設に転用等、行っていく必要性があると考えています。
そこで、当方の事務所としては、今現在、外国人専用のシェアハウス、目的意識を同一とした仲間が集って情報交換しあい助け合って暮らしていくコンセプト型のシェアハウスや、シングルマザーのシェアハウス等の設計活動をおこなっています。また、空家単体を再生するのではなく、単体を再生することによって、その廻りのエリアが活気づき、街に良い影響を与えていくエリアリノベーションを主眼としています。
理想的には、子供が生まれ育ち、母親が負担少なく、仕事もでき、若者とお年寄りがうまく混ざり合って、多世代で居住していく街の姿が好ましいと思われます。また、建築や都市的には、庭や屋上といった、オープンスペースをとり、内部空間だけでなく外部も面白い都市空間の形成を、空家再生等を通して考えていく所存です。朝の散歩がコミュニケーションになるような暮らしや人間関係をさりげなく育む場、その街にいて楽しくなるようなくらしをサポートする空間づくり、空家再生、エリアリノベーション。どのような施設に再生していくのかは、その地域の特色とオーナーの趣向性が大事かと考えています。ご相談 お待ちしております。
空家を同一の職業の人がすむシェアハウスにする事例(予定)
従前が空家である戸建て物件を、減築して庭を作り、会議のできる本棚付き多目的室を設け、食堂部分を共有とするシェアハウスに再生する。各室には、風呂とトイレ、洗面台、洗濯室が存在する。デザイン等を志す人が共に学びながら、切磋琢磨しあい住む施設としたい。
・各室はおおよそ30㎡~40㎡あり、共用部が広く充実。
・1軒ではとても持てないものをみんなで持つということ。
庭
明るく、風通しがよく、眺めがあり、風景のある住まい。四季折々の風情を楽しめる庭が存在。日曜大工仕事のできる工作スペース、バーベキューなどの屋外ダイニング。冬は餅つき、夏はビニールプール。キッチンや水廻りから容易にアクセスできるサービステラス。
キッチン、ダイニング
キッチンが広く、二つ存在。冷蔵庫も二つ。各人の調味料置き場も存在する。1住戸では、とても手に入れることのできない広さや充実した調理機器などを得られることがコレクティブ住まいの魅力。食を通じたコミュニケーション。
多目的室
スポーツ観戦、外部、地域の方を招いてのワークショップ、セミナー、シェアライブラリー、知的なコミュニケーション、地域に開かれた集会室、こどもの勉強部屋、お絵描き部屋、工作部屋。