幼稚園改修 鉄骨のリノベーション工事竣工(加古川市)
給食棟が竣工し、旧園舎の改修工事が竣工しました。
■竣工
西面外観 外壁を塗装しなおしています。
エントランス周辺を土間をうち、入り口上部に庇を設けています。入り口は、ガラスの扉を設けました。
開放的な硝子戸となっています。開き戸には、指詰め防止を設けています。
1階入り口のホールです。奥はトイレです。下足箱を、家具屋に注文で製作しています。
南面の1階の教室です。奥のロッカーも家具屋に製作してもらっています。
広い教室になっています。
奥の収納は、上部に物が収納できるようになっています。下を開放しています。
北側の教室です。園の希望で、壁紙を空模様にしています。
1階のトイレです。小児用の小便器を設置しています。
大便器も 小児用としています。
便所の全体写真です。
2階の廊下部分です。ここから、ピアノ室や会議室など、他の部屋に入ります。
会議室です。ここで園の先生方の会議が行われます。
会議室です。
2階便所です。
北側の英語教室です。
英語教室2
英語教室です。
こちらは夏場特に西日が強いとのことで、壁にしっかり断熱材をいれています。
クロスの柄を部屋ごとに変えています。
音楽室です。
外階段へ通じる二つ目の玄関。勝手口のようなものです。
北側からみた廊下です。
ピアノ室です。
■リノベーション前
外観です。こちらの建物をリノベーションしていきます。
1階は、既存給食室のため、そこを園児の教室にします。2階はピアノ室と英語教室に変わります。
既存2階廊下
既存2階教室
既存2階教室
既存棟を北側からみた外観です。
2階教室の内観です。
2階教室の内観です。
2階の入り口を廊下から見た内観です。
1階の給食室です。
1階給食室です。
既存1階平面図です。 ほとんど給食をつくる厨房です。
既存2階平面図です。2階は保育室になっています。
改修1階平面図です。1階は、保育室に変更します。
改修2階平面図です。2階は、英語教室と会議室に変更します。
改修後のパースです。1階の全体内観です。玄関から両側に保育室、正面にトイレが存在しています。
内観です。
中廊下の形式をとり、北側に運転手室と 広い会議室をおいています。
南側は ピアノ室2室と 収納部屋 英語教室が3つに トイレとなっています。
会議室です。壁にホワイトボードを存在させています。
壁にテレビを存在させています。プロジェクターを天井から吊り、会議をおこなうようです。
既存の建物を簡単に割り振って、改修します。予算的な都合のため、非日常性を設計するということはありませんが、需要に従って設計していきます。
その他の仕様を記載します。
屋外階段
踏み面:ラスモルタル鏝押え 踏込:PL6の上視認性一体型防滑性階段用ビニル床材貼り
天井;段差表し、SOP塗装 R階天井:ケイ酸カルシウム板6mm EP塗装
落下防止手摺、補助手摺、中格子:SOP塗装
鼻隠し破風:スチール形鋼フレームの上 カラーガルバリウム鋼板t0.8の上塗装
1階玄関庇:アルミ既製品、既製品アルミ通路重なり合うが上下に隙間100以上確保
屋根:既設折半屋根の上 断熱材及び硬化塗料吹付
樋:軒樋 縦樋 再塗装
外壁:既設サイディングの上防水型塗装 サッシュ取替部サイディング撤去復旧 目地シール打ち換え
犬走り:土間コン直押え 厚み150 D13@200縦横
■構造体の確認等
現在、幼稚園の既存棟の解体を行っています。躯体があらわになってきています。
柱や梁等 構造体の確認をおこないました。既存棟は、昭和57年に確認申請をうけ、工事完了の検査済み証も存在しているため、基本的には、問題ない構造体です。
1階部分です、既存給食調理室だったところを解体しています。排水の溝があります。
スラブがない部分には、トイレが来ます。これから配管工事を行います。
電気の配線工事を行っています。
1階部分全景です。南方向を見ています。1階部分の柱と梁を確認しましたが、既存図面の構造図通りとなっていました。
地中梁は、柱と柱の間の地中部分に存在しているはずですが、地中部分深くに計画されていたため、全て確認はできませんでしたが(一部確認)、全体的に、桁方向と梁間方向に存在しているはずです。
2階部分の解体状況です。
南面を見ています。南面は窓が多いのですが、夏場暑いということで、一部窓を塞ぐことになります。(様々な予算等の事情も関係しています。)
梁は、登り梁形式で、母屋も既存構造図通りに存在していました。
母屋の確認をしました。
東面の出入り口付近です。
東面です。この場所は会議室になります。
北面です。今回、中央には、廊下がきて、中廊下の動線となります。
撤去後の既存構造体を確認することも、大事な作業だと考えています。
■内装工事(間仕切り壁 天井等)
1階の入り口の扉の枠が入ってきています。
壁に間柱をたてて、地を作っています。
天井にも軽量スティールがまわり 地を作っているのがわかると思います。
1階のトイレの排水系統です。このようにして、配管がトイレ下で形成されています。
トイレの配管が集約されて 排水されます。
外壁部分に敷設する断熱材です。
石膏ボードと 工事に必要な木材が積まれています。
外物置用に壁をこしらえています。
2階の天井裏です。今回の天井裏の 空調計画は、予算がないため簡潔な空調計画としています。
冬場は、天井下の空調で暖房するため、暖気が各室から天井まで上がります。暖められた空気は自然換気で、写真の穴となっている部分から廃棄されていきます。夏場は、天井下で、空調するため、冷気はそれほど上部にはあがりません。天井裏は、暖められて熱くはなりますが、妻面の穴から穴へ空気の流れとともに換気されることになります。天井裏には換気扇をタイマーで設置することになります。
2階の廊下部分の写真です。軽量スティールの壁の施工は、現場3人ほどの職人さんで仕事されていますが、すごいスピードで施工されていきます。
西側の部屋です。
二階の屋外階段へ通じる外部扉の廻りの施工状況です。
軽量スティールはコンクリートの床にビスでとめられていきます。
二階の南側の部屋から見ています。
南面の壁に、以前は窓があり、夏場 非常に暑いので、塞いでほしいという要望のもとに塞ぎました。色々と設計で考えれるところもありましたが、今回は、予算の都合上、塞ぐだけで進めています。
空調が天井の上に設置されていきます。
内装の壁、天井の施工状況でした。
外壁塗装もあらかた終わり、外部足場の取り払いに そろそろかかります。
1階の入り口の廻りです。
1階の外部に面する壁には、断熱材をいれて、石膏ボードにて壁をつくります。
内装壁が でき上ってくるのがわかるかと思います。
軽量鉄骨下地に、ビスで石膏ボードをうちつけ、内装壁を形成します。
これで クロスをはると 全体が仕上がります。