無料耐震診断と補強計画 神戸市 西区 木造住宅 古民家 

昭和56年5月以前建築の 住宅の耐震診断は無料です。お問い合わせください。以下のようにご対応いたします。

神戸市西区にて 耐震診断を行いました。

北側の切妻の棟は鉄骨の建物になっており、今回は、南側の棟のみの診断となります。

北側の棟は鉄骨です。

西側道路沿いの妻面は、特にしっかりとつくられており、良い大工が施工したことがわかります。

所有者の関心事は、東側の地面が水はけが悪く、建物が不同沈下をおこしているのではないかとの事でした。

東側の地面と建物の状況です。おそらく、本建物の東側に ため池が隣接して存在しており、そこからの水がなんらかで作用していることも予想されましたが、実際には、まず、ボーリング調査をされて、地盤の状態をしっかりと確認されることをお勧めしました。


犬走もよく割れていました。


台所はとても湿気ているようで、如何したものかとの事でした。劣化度:築後56年になりますが、比較的よく維持管理されています。屋根は特に劣化現象は確認できない為、屋根の劣化低減は考慮しておりませんが1階廊下台所に床の傾斜、きしみが存在しています。

床下の確認を行いますと、床下には風の流れがあまり存在しておらず、湿気の多い状態が確認されました。基礎には床下換気口が存在しているのですが、建物の規模が大きく、東側から西側までの距離があるため、風の流れができにくく、床下に湿気が充満し、台所も湿気が多い状態が見受けられました。床下に扇風機をタイマーで設置し、風が流れるようにアドバイスしました。基礎:図面、現地調査、ヒアリングでは確認できないため、基礎は「無筋コンクリート造」と判断しました。・一部に軽微なクラックが有りますが「健全な基礎」の範囲と判断しました

玄関廻りの外壁の劣化が存在しました。

小屋裏の状況は、しっかりとした梁がはいっており、立派なものでした。問題ないと判断しました。。軸組:小屋裏、床下からの調査では確認できない為、筋違「無し」として診断しました。

浴室のタイルが割れていました。劣化として、判断しました。ユニットバスではないため、浴室の蒸気が壁の隙間より木材を湿らせて、蟻害をよくことが予想されます。
今回貴邸を診断しました結果、「倒壊する可能性が高い」と判断されました。

1階 東西方向0.14 南北方向 0.18 2階 東西方向 0.73 南北方向 0.43
三次元でモデリングを行います。

南側から建物も軸組をモデリングして、地震力を加えたものです。二階が覆いかぶさります。評点も0.19ととても弱いです。

北側からのシュミレーション解析です。こちらも二階が覆いかぶさり、簡単に1階がつぶれます。・上部構造(建物)の総合評点としては「倒壊する可能性が高い」との結果になっており、建物全体・地盤・地形:敷地の周辺状況で特に問題点が無いため「普通地盤」と判断しました。・壁の配置・耐力:配置に関しては、1,2階東西南北方向が耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げています。
地震に耐える壁の耐力が不足しています、又、壁の配置バランスも悪いため、バランスを考慮の上、耐震補強をされる事をお勧めします。地震に強い建物にするための補強方法としては、現在ある壁を中心にバランス良く壁の耐力を高め、特にバランスの悪い部分については開口部の一部に耐力壁を追加する事をお勧めします。補強場所としては1階南北面壁,1階東西面壁,2階南北面壁,2階東西面壁補強などが考えられます。

補強計画を立案しました。南側からみたモデリングの絵です。
建物の規模が大きいため、かなり壁を補強しなければなりません。所有者さんが、台所を気にされていたため、台所を中心に壁を入れて、他、建物の四隅の壁を補強していきます。玄関も補強せざる得ません。
北側からみたモデリングの絵です。一階で壁が4枚ほど連続して補強している部位は、台所の部分です。二階は、4隅を補強しますが、他のモデリングで、押入れを補強することでも評点を1.0に保つことが確認できました。補強に関しては、壁の枚数がかなり多くなるため、300万以上の予算が必要になることが予想されます。130万円の補助金がおります。

つづく

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