文化住宅を 現代的な共同住宅に再生設計 (空家再生 共同住宅の耐震設計 神戸市長田区 )

神戸市長田区の 現在 空家である文化住宅を 再生して、共同住宅にします。

昭和56年度以前の建築の建物であるため、耐震性が不足しています。

よって、神戸市の共同住宅の 耐震補強設計の助成金を使い、補強設計をおこないました。

神戸市では、共同住宅の耐震設計をする際に、設計費用の補助が 戸あたり12万円×6戸 =72万円でます。補助費用の上限は、2/3となっており、今回121万円の耐震設計費用に対して、72万円の補助金を利用させていただきました。

外観です。昭和40年ごろの建築の建物です。こういった文化住宅を社会資産の一つととらえて再生していく活動も重要かと思います。昭和の時代に数多くの文化住宅が作られて、都市の労働者を支えてきました。


一階平面図です。1階に3戸、2階に3戸の計6戸の文化住宅です。面積は、全体で160M2、各戸は、最低25M2あります。部屋が間地切られており、建設当時の間取りのまま存在しています。
これでは、現代的には、貸すことができないため、耐震補強設計を行いながら、現代的な間取りの設計も行います。

二階も一階とほぼ同等の間取りです。

立面図です。外壁のクラックと基礎ののクラックを補修します。
以下、一階東側の部屋の内観です。北から南側を見た写真。ふすま、建具内装状況がわかります。


北側から南側を見た写真です。内壁は聚楽壁。石膏ボード貼。
南から北を見た写真。北側奥の部屋。建具も木建のため、変更しなければなりません。

南側のキッチンです。

南側の便所です。
耐震診断をモデリングしました。
診断結果は、1階東西方向0.17 南北方向 0.86 2階東西方向0.22 南北方向1.11

東側から見たモデリング

西側から見たモデリング

北側から見たモデリング

南北方向は部屋同士の間仕切り壁が存在するため、比較的数値は高いですが、東西方向は、とても弱いです。特に1階の東西方向を補強することが重要となってきます。

補強計画を練りました。

一階平面図です。耐震壁は、ほぼ、既存の壁の位置を変えることなく、その部分を構造用合板をはり、改修していきます。浴室ユニットに、トイレと洗面所も設けたもので、コンパクトに平面図がまとまりました。そのため、南北方向に新設の壁を設置しなければならず、壁の下に基礎を新設しました。基礎は、連続するように、東の部屋から西の部屋まで設けています。

二階は、コストを削減するため、いろいろと、改修方法を検討した結果、柱の金物補強だけで改修し、補強の評点を満たすことが判明しました。

改修計画後の評点は、1階東西方向1.22 南北方向 1.12 2階東西方向1.18 南北方向1.42

となり、評点1以上を確保しました。東側から見たモデリング 補強後

西側から見たモデリング 補強後

北側から見たモデリング 補強後

続く。

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