空き家をシェアハウスへ

・シェアハウスという賃貸スタイルが、現在の日本の賃貸住宅における問題点の解決にうまくあてはまり、需要が拡大していくと考えられます。また、企画、運営次第で、賃料収入を倍増させることも可能です。シェアハウスは、ここ数年、テレビや情報番組など、メディアで盛んに紹介されたこともあり、関心やニーズが高まりました。充実したキッチンや広いリビング、シアタールームやヨガスタジオ、菜園付きのシェアハウス等。一人暮らしでは手の届かない豊かな暮らしを満喫できます。所有されている空き家を、シェアハウスに改修して、より良い賃貸物件を所有されるというのは如何でしょうか?

・シェアハウスとは、一つ家屋の中で、各部屋に他人が住み、リビング、キッチン、風呂、洗面、トイレなどは共同で利用させていくスタイルです。年齢も、性別も、職業も異なる人々が、一戸建てやファミリータイプのマンションなどをシェアして暮らす新しい居住スタイルです。鍵のついた個室というプライベートな空間を確保しつつ、キッチンやトイレ、リビングなどを共有するという、プライベートとパブリックが一緒になった賃貸物件です。

・入居者は感動や体験することに価値を置いています。みんなと同じことよりも個性に価値を置いています。人とのコミュニケーションをとりたい、つながりのある人たちとコミュニティを持ちたいと考えている層が確実に増加してきています。多様な人々が一つ屋根の下で暮らすことで受ける刺激や話相手がそばにいるという安心感も魅力。入居者がともに成長したり、支えあったりできるというのも魅力の一つとなっています。

・入居者どうしのコミュニケーションを重視したコンセプト作りや内装のデザインが重要です。
 箱を貸すというイメージではなく、生活スタイルや体験を貸すというイメージに近いです。

・なんとなく人が集まりたくなる空間をつくり、日常のコミュニティが楽しくなるような仕組みを生み出す。リビングに人が集まらざる得ない仕組みを作る必要性が設計においては存在しています。
 典型例 広いシステムキッチン→普通の賃貸住宅では手の届かない広いシステムキッチンを用意します。広いキッチンで料理すると、他の居住者の分までつくり、コミュニティ活性化のきっかけになります。 大画面テレビ スポーツ観戦、映画、音楽をみんなで見ることができるという要素。

・シェアハウスは、外装デザインよりも、内装デザインや清潔感が決め手になる要素を多く持っています。お洒落にコーディネートされた家具や家電がすでに配置され、そこで自分が暮らしている姿をイメージしやすいです。どこで生活するのかよりも、どういう生活ができるのかということを入居者は重要視しており、それにより、入居を決定するようです。

以下、どのようなシェアハウスが人気が高いか 具体的な状況を述べていきます。

① 玄関 郵便受けの設置 サイン計画


   
玄関は、とても収納が多く必要であるところといえます。入居者の多いシェアハウスならなおのこと。傘立て、靴置き場、郵便受け、配達が来た時に対応するペン、スポーツバック、その他、
管理がしやすいように、個々のボックスを設けているところもあります。玄関がきれいかどうかは、シェアハウスの全体の印象につながります。

② キッチン ダイニング リビング

リビングが魅力的に映るかが入居を決めるポイントです。 6人の入居者で10畳は必要です。
 シングルマザー用なら、15畳はほしいところです。
 

8人掛けのテーブルとテレビをおいています。
大型テレビ50型くらいのものが理想です。  大型テレビはリビングの主役となります。


ごみ箱の数がとても多いです。多くのごみが出るため、ごみを分ける必要性が 暮らしに必要なようです。

キッチンがツインになっており、会話をしながら、調理をおこなうことができるようになっています。

冷蔵庫も二つ。5-6人に対して大型の冷蔵庫1台はほしい 複数の冷蔵庫の必要性 150Lの冷凍庫

収納するものが多いため、キッチン下に多くのものが収納できるようになっています。
   
カウンタータイプが流行りとなっているようで、中で調理をする人が、食べる人と会話しながら楽しく食事の時間を過ごすことができるようです。お店のようです。

IHヒーターが熱源となり、調理して、配膳したら、カウンターへすぐだせる計画となっています。掃除の楽な3口以上のIHコンロを採用するのが理想です。
炊飯器3合炊きの小さいものを複数用意できたらよいです。 目安は3人で1台。電子レンジとトースターは別々のものがよいです。


ゆったりとしたリビングも存在し、食事はカウンターで、くつろぎはリビングでということのようです。食事をとるダイニングスペースとリラックスするリビングスペースは分けたほうがよいです。 



バーカウンタータイプのキッチンです。

バーカウンターと6人がけのテーブルが存在しています。

バーカウンターの奥にはしっかりと収納が用意しています。

 
リビングは、庭に対して開かれ、外部とうまくつながるようになっています。このような共用部があれば、入居にさらに良い要素となります。

        
キッチンの収納

個人個人の調味料やお皿を入れる収納が存在しています。器はお茶碗とお碗とお皿が人数分。
 もともとキッチンについている戸棚はすべて共用の収納スペースにしてそれと別の個別収納スペースの確保をする必要性があります。
乾物や調味料、お菓子などキッチンで使う私物もかなりの量になるため、個別の収納スペースもたっぷり設ける必要性があります。 幅50cm高さ80cm 奥行60cmの個別収納を設けます。
       
共用の野菜ボックス


こちらも、ツインのキッチンと多くの収納ボックスが存在している。

                  
③浴室 洗面所 トイレ 
 誰かが浴室に入っている場合でも、トイレ、洗面台を他の人が使えるように トイレ、浴室、洗面台は すべてバラバラに設置すべきです。

  洗濯機も5人に1つ ドラムは縦型の覗けるタイプ ドラム式は占有時間が長いため避けた方がよいです。
   
  


シャワースペースは前室が存在しており、脱衣ができるようになっています。バスタブのある浴室が好まれることは確か。大きめの水切りかご



洗面室が広く、大きい鏡がそんざいしています。ドライヤーや整髪料を置く収納スペースを洗面所にも設置


洗濯室とシャワールームに個人の収納が存在しています。乾燥機は洗濯機の上に取り付けるものがよいです。
洗濯機置き場には洗剤を収納するスペース

 
脱衣スペースには、タオル、着替え、シャンプー石鹸等がおける棚が用意してあります。
・掃除機や共用部の消耗品の収納場所

洗面所には、歯ブラシ ヘヤケア用品をおくスペース
 洗濯機置き場には、洗剤などを収納するための個別スペース
        


シャワールーム 
       

シャワールームには、前室がどうしても必要なようです。

特徴としては

① カウンターキッチンが流行っている。バーカウンターがはやりのようである。

②玄関、キッチンには、各部屋の住人の収納がしっかりと存在している。キッチン廻りの 収納は特に重要である。

③個室に、洗面所がある場合が多い。 個室は、二段ベッド一つに、机が存在。一面の色を気にしている。

④個室には、ドミトリータイプ(二人用)とシングルタイプとがあり、各シェアハウスとも 両方のタイプがある部屋を設置している。

・個室 収納は1.8m程度 簡易の吊戸棚 
 照明とカーテンで印象は変わる 最低でも5,6畳はほしい。
 鍵は必須。最低限ベットと照明 カーテン。エアコン。

・収納力の高い下駄箱を用意し印象を高める。玄関においてもいい靴、傘は一人1足
 個別の郵便受けを設置 運営側のルール

・リビングには掲示板を メッセージボードは玄関に

さて、当方の事務所は、シェアハウスの設計実績があり、実際に、そのシェアハウスは、十分うまく稼働しています。

 運営後一年たった、シェアハウスを今一度、現地取材、確認をして、企画設計の状況を顧みたいと思います。続く。

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