木造住宅の耐震シミュレーションによる診断と補強設計事例  南北方向壁少ない事例の耐震補強| 神戸市 戸建て

神戸市にて、木造住宅の耐震診断と構造補強計画をおこなった。

昭和49年に建築した建物であるため、築45年ほどの建物である。建設当初の申請図面は存在していないため、図面の実測を行う。

北方向から見た外観

 

平面図 60m2弱の二階建住宅である。二階南方向にベランダが存在している。


外壁には、クラックがいくつか見られた。

小屋裏は、一般的な和小屋である。小屋裏に断熱材が存在していないために、夏場、熱が二階までおりてきて、暑いことが予想される。
土壁が、梁までいっていないことが判明したために、壁耐力は、土壁、横架材まで達しない、7割の耐力壁の数値として計算している。

小屋裏から見ても筋交いの確認ができなかったため、既存建物に筋交いは存在していないと判断した。

耐震診断をおこなった。
南側から見た立体図→一階南東方向に建物が崩壊していくのが判明した。
耐震診断の結果、1階南北方向 0.26 東西方向 0.482階南北方向 0.53 東西方向 0.37となりました。上部構造(建物)の総合評点としては「倒壊する可能性が高い」との結果になっており、1階の南北方向、2階東西南北方向で評点が非常に低いことが挙げられます。
・軸組:筋違は図面がない為、無しと判断しました。地盤・地形:敷地の周辺状況で特に問題点が無いため「普通地盤」と判断しました。・基礎:現地調査により基礎は「無筋コンクリート造」と判断しました。
・壁の配置・耐力:配置に関しては、1階南北方向に耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げ、2階東西南北方向も耐力的に有効な壁が少なく大きく評点を下げています。
・劣化度:外壁部分に0.3mm以上の亀裂を考慮し劣化による低減をしています。・小屋裏は天井点検口から状況を確認しました。特に目立った損傷部分はありません。
地震に耐える壁の耐力が不足しています、又、壁の配置バランスも悪いため、バランスを考慮の上、耐震補強をしたほうが良いと認識しました。

南からみた立体図

西から見た立体図

 

北から見た立体図


東から見た立体図


 

南側からみた補強立体図

 

西側からみた補強立体図

補強計画を行った。
診断により、南東側に崩壊していくことが予想され、1階南北方向の壁が少ないことが考えられたため、南東のトイレの窓を潰して壁にし、窓の位置は北側に変更することとした。また、キッチンの南側と東側の壁を外側から構造用合板にて補強する。柱の金物は平成12年告示に該当する金物とした。また、1階西側の壁と、二階の東、西側の壁も補強することとした。
1階南北方向1.07 東西方向 1.092階南北方向1.23 東西方向 1.13という計算結果になり、評点1.0を満たす補強を行えたことになる

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